皆さんこんにちは。
エンタです。
ふと思ったんですが、
現場監督ってホワイトカラーですか?ブルーカラーですか?
ヘルメットかぶって現場に出ているからブルーカラー寄りに見える。
でも実際の仕事内容を冷静に見ると、出来形・品質・工程・原価の管理がメイン。
あれ?これってホワイトカラーじゃないか?って話になるわけですw

現場監督の仕事は実は「管理業務」のみ
監督が日々やっている仕事を並べてみます。
出来形管理、品質管理、工程管理、原価管理。ぜんぶ「管理」です。
打合せ、書類作成、図面とにらめっこ、写真整理、安全書類…どっちかというとデスクワーク寄りなんですよね。
もちろん現場立会いや測量もありますが、メインの業務時間は事務所か仮設事務所での机仕事に充てられている監督さんも多いんじゃないかと思います。
職人目線で見ると監督はやはり必要
我々法面屋の現場、正直なところ監督いなくても回りそうに見える瞬間ってありますよね~w
これ、私が監督出身だから感じる部分ではありますが、職人目線で考えると話は変わります。
図面を読んで高さの確認、施工範囲の確認、特記仕様書の熟読、元請や発注者との打合せ、出来形・品質書類の作成。
このあたりは監督じゃないと厳しい部分が多いです。
だから現場監督は青と白を混ぜたグレーゾーン。私的には「ハイブリッドカラー」って呼びたいくらいな立場ですw

昔の監督は職人仕事もやっていた
昔の地方現場では、監督が職人仕事もこなすケースが多かったです。
私も若い時代は思いっきり施工していましたよ。
ラス張り、法枠組み、ノズル持って吹付。
アンカーはそれほどやってませんでしたが、法面はしっかりやっていました。
今思えばコレは大きい経験。
経験工学の真骨頂は、自分でやって覚えた感覚の中から生まれるんですよ。
ところが今の時代は完全分業化。
大手は基本全て外注で施工。
一方で地元業者は自社施工&監督も人工に入っているケースが残っていて、こういう監督兼職人タイプはどうとでもつぶしが利きます。
賃金と労働強度のリアル—データで見てみる
ここで数字を見てみます。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、建設業の平均年収は565.3万円。
全業種平均と比べて約38万円上回っています。
ただし、建設業の賃金ピークは45~49歳。
製造業(50~54歳)より5年ほど早くピークアウトする傾向があります
(国土交通省 建設業における賃金等の状況/厚生労働省 賃金構造基本統計調査)。
| 区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 建設業 全体平均 | 565.3万円 |
| 10~99人規模 | 499.3万円 |
| 1,000人以上規模 | 736.4万円 |
※令和6年賃金構造基本統計調査
労働強度が高い割に応募は少ない。
強度が低い事務系は応募が多い。…おかしな話ですよね。
給料は高い方が良いと言いながらも、建設業には来たがらない・・・
そしてAI化が進んでいる事務系の仕事に人が群がり、AIに置き換わりにくい現場仕事は見向きもされない傾向があるという点。
そしてこの流れは加速していく可能性があります。
私的にコレは一部の政治とマスコミの責任だとは思ってますが、なんとか良い風に持って行ければとは思っています!

BIM/CIM時代、監督の仕事はどう変わるのか
国土交通省は2023年度から直轄土木業務・工事においてBIM/CIMの原則適用を開始しました
(国土交通省「BIM/CIM関連基準要領等)
さらに国交省「i-Construction 2.0」では、2040年までに生産性1.5倍・省人化30%という目標が掲げられています。
2026年春からは段階的にBIM図面審査制度の運用も始まる見込みです。
つまり今後は、役所の図面が即3D化されてスマホやタブレットに表示され、施工範囲も一撃で確認できる時代が来ます。
ある一定レベルの管理までは、監督が現場に張り付かなくても仕事が進む状況になっていく可能性があります。
その時、監督は何で価値を出しますか?って話なんですよw
これから残るのは「ハイブリッドカラー」
監督の仕事の半分は、AIやスマホアプリに置き換わっていく可能性があるんじゃないかと思います。
すでにAI見積やAI管理等の広告が各社流れていますよね。
そこで残る武器が「施工力」。これはブルーカラーの真骨頂です。
半分ホワイト、半分ブルーのハイブリッドカラー。略してハイカラーとでも言いますかw
監督業も忙しい時間と暇な時間の波がありますよね。
試験勉強や書類作成も大事ですが、その間に施工を有る程度のレベルまでやってみる。
これは長期で見て価値のある投資だと私は思います。
ぶっちゃけ職人は嫌がるかもしれませんがwww
法面屋として、土木屋としてのキャリアの軸は、図面と書類だけでなく、自分の手で施工した経験の中にもあります。
これからの時代、監督こそ施工を覚えるべきか!?
その流れに乗れた監督がいる会社は、確実に強くなっていくんじゃないかと思います。
それではまた。



