皆さんこんにちは。
エンタです。
石積補強は思ったよりも安かった!
と言う事をお聞きしました。
そーなんです。
思ったよりは安いんです。
そして、土が崩壊する要因の1つの除去として水抜き工
土を止めると言う感じの鉄筋挿入工がやはり高額になります。

どこまでやるかによっては人それぞれの価値観や考え方なので、調査後に事実を施主にお伝えするだけです。
その結果、どうした方が良い、コスト下げるならどうする?って相談に乗ります。
モルダム等の表面工。(現状の石積だけを補強)
大雨や、崩壊に対して少しでも耐久性を上げたいなら水抜きボーリング工。
絶対に崩したくないなら鉄筋挿入工。
時と場合に寄って上手くやれる施工がイイと思います。
何でもかんでも、こうするべきっと言うのはないので柔軟に行きたいですね。
と言うことで、前回の続きです。

今回はやってはいけない施工としまして書いて行こうと思います。
石積補強などで、よくyoutubeなどで出されている方々がいます。
その中でクラックが入っている、崩壊している、はらんでいる、
などなどをコンクリートなどで覆ってしまう工法をよく見ます。

コレって本当に良いのか?
って思います。
見た目は非常に綺麗になります!w
しかし実際はダメです。
ダメな理由は石積が崩壊している原因を対策していないんです。
上から塗って隠してしまっただけ。
これでは絶対にダメ!
高さが1.5m程度ならまぁヨシとするかも知れません。(人が亡くならない可能性)
しかし、それ以上ではダメです。

崩壊する原因を対策する必要があります。
なので、仮にモルタルを吹付けする、コンクリートを貼り付ける等する場合は、
内部圧力の対策、過剰間隙水圧の消散対策をする必要があります。
崩壊しない様に。
そうすれば表面をかくしてしまっても問題ありません。
その代わり確実に、どんな施工したか、どんな設計を元に施工したか?などバックデータを施主はもらって下さい。
当然施工写真等の書類が必要だという事です。
youtubeでは派手にCMしている業者をよく見ます。
一般の皆さんは気をつけて欲しいですね。
法面屋で有ればあれ?って思う事沢山有るとは思いますw
今後も石積、擁壁シリーズを書いて行こうと思うので
何か気になる事が有ればメール、コメントを頂ければ書いていこうと思います。
それではまた。



