法面上の危険要素は基本的に全て撤去(オーバーハング)

皆さんこんにちは。

エンタです。

崖 オーバーハング

よく元請さんが、法面上のオーバーハングどうする?

って聞かれます。

 

そもそも、オーバーハングとは何?って方も居ると思いますので、絵を描きました。

オーバーハング

自然法面で徐々に削られていったり、部分的に崩壊するとこのようになります。

この垂れ下がった部分をオーバーハング

ハングというのが「垂れ下がり」という意味で、

オーバーが「度を過ぎた」と言う事で、度を過ぎた垂れ下がり

(なんかこの表現ヤバイw)

 

では法面保護工としてこれをどうするか?

切り土工が設計に入っている場合、一定の勾配で山を切るのでそれほど問題無いのですが、

出来るだけ切土を行わずに法面整形だけなら軽く落とす程度になります。

人力整形でもオーバーハングの部分だけを落とすイメージになります。

オーバーハング切取り

こんな感じですね。

出来る限り寝かせられる方が施工はやりやすくなりますが、用地の関係もあるので境界をしっかり確認しておいて下さい。

 

オーバーハングを切り取ったあとは通常通りに法枠を設置するなり、吹付を行うなりすれば良いと思います。

なぜオーバーハングを除去するかというと、崩壊しそうな部分は除去です!

どこの現場でも同じ対応になるのですが、崩れそう、ヤバそうな部分は先に除去して施工して下さい。

 

これって設計でも同じ事なんですが、巨石なら根固めとか、少し大きい(根入れは深い)岩なら表面だけ小割するとか、

法面上での危険物は先に除去が鉄則です。

設計でたまにこれ残すの?って言う設計が有りますが、基本は撤去って思ってくれてもイイと思います。

もしくは我々専門業者に相談ですね^^

 

それではまた。

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