次年度工事の鉄筋にはサビ止め塗料を

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日うちの現場で次年度工事の時の為に鉄筋にサビ止めスプレーをしてありました。

この次年度工事の時の鉄筋については以前からよく問い合わせを頂くんです。

「3年に渡って法枠を予定しているのだが、その際の鉄筋はどの様にするのか?」

って感じで。

完全に切ってしまって、次年度にホールインアンカーで鉄筋を打ち込む方法やエポキシ塗料を塗る方法、サビ止めを塗る方法が一般的です。

鉄筋サビ止め

役所の検査官で鉄筋に塗料が塗ってあるとダメだ!って言う老害検査官もいますw

理由は付着が悪くなるだそうですw

たしか、宮崎県はその様な決まり?が有ったような・・・

 

そもそも鉄筋自体に塗装して使用している躯体なども有るくらいなのに、なぜ?って思います。

エポキシ塗料などもそうですが、建設業界当たり前に使用しています。

付着がどうって事自体試験結果無いんですよね~(私調べ。有ったら教えて下さい。)

↑と言ってもエポキシ塗料の場合は通常の鉄筋よりも鉄筋重ね1.2倍取っているようです。

コンクリート構造物を長生き させるための方策

なので、念のため鉄筋重ねは鉄筋径×40倍×1.2程度が良いかも知れないですね。

1つの逃げ道?としてw

 

まぁ決まりなんて誰かの憶測の元で決まった事なんて星の数ほどあるのでなんとも・・・

サビ止め塗料が付いているからモルタルとの付着が悪くなるってなかなか考えにくい事ですけど。

法枠 サビ止め

実際はこの様にサビ止め塗料を塗布しておくだけで鉄筋の保ち、次年度の品質を担保できるわけですから非常に良いと思います。

 

今度この辺も実験できたら面白いですよね。

私の実験項目に入れておきます!w

鉄筋にスプレーをするとモルタルとの付着応力が落ちるのか否か?って事でw

 

それではまた。

  1. 塗装屋 より:

    塗料錆止めの上にセメン材料の付着が悪いのは確かです。爆裂補修等の経験を積めばわかります。なので爆裂補修等では錆止め、防蝕効果のあるセメンシャス、メンテペーストを塗布するのがベストでしょう。

    • エンタ エンタ より:

      ありがとうございます。

      爆裂補修と言うのを施工したこと無いのでよく分かりませんが、
      付着が悪いと言う部分の根拠は欲しいところです。
      例えば引張試験等のデータがあれば納得もし易いですし、役所に説明もし易い。
      そして、問い合わせのある役所にデータの開示も出来ます。

      付着が悪いとなるとエポキシは良いのか?ってなってしまうような気もしますが、実際はどうなんでしょう。
      その辺も考慮しての鉄筋重ねは1.2倍って事も有るんでしょうけど。

      業界が違うと目線が変わるので非常に勉強になります。
      仰るセメンシャスとメンテペーストは非常に興味深い材料ですね。

      法面業界に今までいますが、初めて知る材料です。
      一度購入して鉄筋端部のサビ止めとして使用出来るかを確認してみたいと思います。

      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. チキン南蛮 より:

    宮崎県で現場管理をしていますが、法枠の鉄筋でサビラーズ等の錆止め塗布はしていますし、塗装でも特に文句を言われたことはないです。
    橋台で上部工までにだいぶ時間が空くと分かっている工事では鉄筋の防錆対策も数年もつ防錆剤を使ったりはしました。

    ただし、検査専門員によっては言い掛かりのようなことをつけてくる人がいるので、専門員次第ではありますね。専門員それぞれで言うことが違うため、もう少し統一してくれとは要望を上げています。

    • エンタ エンタ より:

      ありがとうございます。

      宮崎県もだいぶ緩和になったのでしょうか?

      以前(15年程度前?)ラス張り時のアンカーピン打設本数確認の際にラスへのスプレーはかなり怒られましたw

      サビラーズもなんだかんだと言われた記憶があります。
      その当時サビラーズは宮崎の国交省でも使用していたのにもかかわらず、県ではダメでした。

      仰る通り各県で同じですが統一性が無いんですよね。
      そして専門員・検査官が主観で指摘するんです。
      何の根拠も無く主観で。
      これが一番困ります。

      昔から色々な業者の方が要望出しても一向に変わる様子も無く、また個人的主観ですか・・・ってなりますね。

      今後ともよろしくお願いします。

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