皆さんこんにちは。
エンタです。
先日書いたブログ「日本人と外国人労働者、現場で見えてくる本音と現実」に質問が来ました。
【質問内容】
海外の方がいなくなったら、現場が回らなくなる を、理解した上でお聞きしたいです。
海外の方がいない場合、どうしたら日本人で回せるのか。
・【機械】の進化があれば良いのか
・人手があれば良いのか
・賃金を10倍にすれば良いのか
・それとも海外の方のようにフィジカルがしっかりしている人手が必要なのか
ホント良い質問ですね!!
現場で日々感じている事を、改めて考え直す良い機会になりました。それぞれの質問に答えていきますね。

Q1:【機械】の進化があれば良いのか
機械の進化は日々進んでいます。
コレはホントに凄いですよ!
昔は手作業でやっていた掘削も、今はバックホーでサクサク掘れる。
法枠の吹付も、昔と比べたら格段に効率が上がっています。
でもね、現場ってそんな単純じゃないんですよねー。
自然相手の仕事って、毎回全てが違うんです。同じ現場なんて二つとない。
岩盤の硬さ、地質、湧水の状況、傾斜角度…全部違う。
雨が降れば予定変更、台風が来たら作業中止。
機械ってのは決まった動作には強いんですが、この「臨機応変さ」には弱い。
例えば法面工事で考えてみて下さい。
削孔する位置、角度、深さ…全部現場で変わりますし、削孔する山の中身も千差万別です。
コレを機械だけがやるには、まだまだ時間が掛かります。削孔するだけは少しずつ出来ている様ですけどね。

それに土木工事全般で考えても同じです。
道路工事、橋梁工事、河川工事…どれも自然と対峙する仕事。
雨が降った後の地盤の状態、風が強い日の足場の安全性、気温による材料の扱い方…
こういう細かい判断は、やっぱり人間にしかできません。
もちろん将来的にAIが発達して、もっと賢い機械ができるかもしれない。
でもそれって、あと何十年先の話しでしょうか?
機械の進化だけでは無理。
人間の判断力、経験、臨機応変さの総合力が絶対に必要です。
そして今の機械は機械化されすぎてセンサーばっかり付いてて、現場で動かなくなると誰も手が付けられなくなるんですw
色々な事が出来ることはいいと思うんです。
が、センサーが現場で汚れたら動かないw
私的にはセンサー付けるな!アナログでよろしくなんですよ。
恐らくマジで現場やっている人ならよく分かると思います。
ちょっと草が引っ掛かっただけで動かないってざらにありますw
今のエンジン形式で言うと、今の所3次排ガス規制のエンジンが最強!
2次排ガス規制品は黒煙モクモクですが、重油とか軽油も使えるし機械的なので使い易い。
今の4次排ガス規制品以降はやり過ぎ感です。
燃料ちょっと放置すると使えないとかざらにあります・・・

Q2:人手があれば良いのか
コレも単純じゃないんですよね。
素人が100人いても、現場は回りません。
逆にプロ1人だけでも仕事になりません。
建設業ってチームプレー。
理想的なバランスはこんな感じです。
ベテラン1人に対して素人2人
この組み合わせが基本的に負担が少ない気がしますw
ベテランが指示を出して、素人が動く。
素人は手元作業をしながら技術を学ぶ。
ベテラン1人に2年目、3年目なら3〜4人
ある程度経験がある人なら、もう少し人数を増やせますがやっぱり、指導できるベテランは必要。
各土木の専門工事含め工事って専門技術の塊なんです。
全部に理論と経験が必要です。
そして専門知識も不可欠。
地質、材料、安全、施工管理などなどの総合的知識…
コレがないと、一定の品質、出来形が担保できません。
例えばロックボルトの施工。
「ただ穴開けて鉄筋入れればいい」って思ってる人もいますが、あってますw
ただ、どうやって削孔する?水使う?どの程度推す力いる?
グラウトを充填する時は?頭出しは?受圧板の位置は?
この一連の流れ、全部に専門知識と技術と経験が必要です。

土木工事全般でも同じですよね。コンクリート打設、鉄筋組立、型枠組立…
どれも「ただやればいい」ってもんじゃないし、やろうと思っても出来ませんw
配筋のピッチ、かぶり厚、コンクリートのスランプ…
全部に意味があって、基準があって。
ただ人手を増やせば良いってもんじゃない。
ベテランと若手のバランス、専門知識を持った人材が絶対に必要です。
知識はAIに入れておくのもいいのですが、それをどう使う?どの状況でって事も大事なので一概に機械化や人で増やしてもどうにもならない現実ですね。
今回はココまでw
最近長くなる傾向にあるので切っていきますw
それではまた。



