パッカー加圧の限界値を測定してみた!(その4)

皆さんこんにちは。

エンタです。

前回の続きです。

パッカー加圧の限界値を測定してみた!

パッカー加圧の限界値を測定してみた!(その2)

パッカー加圧の限界値を測定してみた!(その3)

パッカー加圧

ゲージを見ながら注入。パッカーはどうなっているのか?

ここが一番大事なところです。

ホース口のゲージを見ながら圧力をかけていくと、パッカー先端では実際どうなっているか。

 

現場条件はこれで。

削孔角度:30度
ポリホース:10m
パッカー:3m
合計長さ:13m

削孔角度が30度なので、実際の高低差は:13m×sin30°=13×0.5=6.5m

この高低差にセメントミルクの比重と重力加速度をかけると:1.837×9.8×6.5=0.117MPa

ゲージ圧(ホース口) +水頭圧 パッカー先端圧力 状態
0.1MPa +0.117 0.217MPa ⚠️ 布目開く
0.2MPa +0.117 0.317MPa ⚠️ 布目開く
0.3MPa +0.117 0.417MPa ⚠️ 布目開く
0.4MPa +0.117 0.517MPa 🚨 ホース破裂危険
0.5MPa +0.117 0.617MPa 🚨 ホース確実に破裂

ゲージ読み0.1MPaの時点で、パッカーの布目は既に開いてしまっているんですw

「少しずつ圧力かける」と言うのが結構正解で、水頭圧を考えるとゲージ圧で0.2Mpa当りが結構危険な感じになっているかと思います。

一気にドンドン圧をかける方いますが、アレはパッカーが壊れる可能性が非常に高いですね。

ゲージ読み0.4MPaでホース破裂の危険域に入って、0.5MPaはもうアウトラインですw

圧力の積み上げ棒グラフ

実際どのくらいで管理すればいいのか

パッカー先端が0.2MPaを超えないようにするには:

許容ゲージ圧=0.2−0.117=0.083MPa

つまりゲージは0.08MPa以下が安全な管理の目安になります。

「そんな低い圧力でいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、計算上ではコレです。

そもそもパッカーって加圧注入が前提では無くて、

セメントミルクを所定の位置で止める、セメントミルクの逸脱を抑えるための道具なので、

圧力をかけすぎると逆効果です。

 

セメントミルクの比重は1.837。水の約1.8倍重い

最近のグラウンドアンカー工の削孔角度、削孔長を加味すると、大体のゲージ0.08MPa以下が安全な目安

≒0.1Mpa

削孔長が長くなる、高低差がもっと有る場合は圧力はドンドン上がります。

なので、

パッカー注入による加圧圧力は0.1~0.2Mpa以上は上げない!

コレを知っておいて下さい。

 

よく0.2Mpaも上がらない時有りますよね?

あれってもしかしたらすでに・・・・

 

それではまた。

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