パッカー加圧の限界値を測定してみた!(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

パッカー加圧の限界値を測定してみた!

パッカー加圧の限界値を測定してみた!(その2)

パッカー加圧

前回、パッカーに0.5MPa以上かけるのは絶対ダメという話を書きました。

ホースが弾けるし、パッカーの編み目が広がってセメントミルクがブシャブシャ漏れていく。実験で実際に確認した話です。
で、前回の最後に書いた5番目のコレ。

「高低差によってパッカー先端にはトンデモナイ圧力がかかる」

今日はこれを掘り下げていきます。

実はこれ、知らずにやってる現場が本当に多いんですよね。

だからパッか-はいつも壊れる、とか信用出来ないって方が多々いるんです。

 

セメントミルクは水じゃないのは分かると思いますw

まずここなんですが、セメントミルクって水よりずっと重い。

当たり前といえば当たり前なんですが、この重さが圧力に直結してくるので、ちゃんと計算しますw

一般的なセメントミルクの配合(1m³あたり1,230kg、W/C=50%)で計算。

材料 重量 比重 体積
セメント 820kg 3.16 259.5L
410kg 1.00 410.0L
合計 1,230kg 669.5L

比重=1,230÷669.5=1.837

水の比重が1.0なので、セメントミルクは水の約1.8倍重い液体ということになります。

この重さが、下にいくほど圧力として積み重なっていくんです。

セメントミルクと水の比重差

高低差で水頭圧を計算してみます。

今回の現場条件はこれで。

削孔角度:30度
ポリホース:10m
パッカー:3m
合計長さ:13m

削孔角度が30度なので、実際の高低差は:13m×sin30°=13×0.5=6.5m

この高低差にセメントミルクの比重と重力加速度をかけると:1.837×9.8×6.5=0.117MPa

パッカー加圧

ゲージがゼロでも、パッカーには既に0.117MPaかかっている状態なんです。

もし水(比重1.0)だったら0.064MPaで済むところ、セメントミルクはその約2倍の圧力がかかります。

 

もう結論はお分かりだと思いますが、次回もこの話しをさせてくださいw

 

それではまた。

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