グラウンドアンカー工における起伏のある法面への配置の考え方(その1)

皆さんこんにちは。

エンタです。

グラウンドアンカー工のザブトン枠のピッチってどうやっていますか?

って事で、基本的な事を書いていこうと思います。

アンカーピッチ

こんな山があるとします。

 

ココに2.5m縦横ピッチのグラウンドアンカー工を設置します。

 

横方向も縦方向も山が悪いと苦労しますが、基本的な部分を押さえておけば迷うことなく設置出来ます。

アンカー設置ピッチ

この赤いラインが、設計断面の勾配だとします。

グラウンドアンカー工の設計段階で山の起伏なんて考えていませんから、平均勾配とか現状勾配の平均値です。

 

なので現場でこの状態の時どーすんねん!!って思われますよね?

安心して気にしないで下さいw

基本勾配をまず守ります。

それが赤い線です。

これに対して、2.5mピッチになります。

アンカー設置ピッチ

青線がアンカーの設置位置です。

起伏がどうであろうと関係無く基本の勾配に対して設置してください。

 

一番簡単な方法は、基本勾配を法面に出します。

ヌキ板や鉄筋を法面に設置します。(この時しっかり角度を測って設置)

図面横断のアンカー位置をあらかじめ測定しておき現地に落とします。

アンカー設置ピッチ

(↑↑↑↑↑↑下に移動した絵)

 

この時に断面が足らない場合や多い場合がある時は多少上下しても構いません。

なぜなら、グラウンドアンカー工の設計の段階で有る程度余裕があります。

(ただし、最終的に何か有った時の為に責任の所在が出てくるので役所・コンサルに確認は必要)

アンカー設置ピッチ

(↑↑↑↑↑↑上に移動した絵)

 

左右の兼ね合いもあるのでそう簡単に動かせないと思いますが、断面で4本設計してあるのであれば必ず4本を守って下さい。

仮に、断面が無い場合は減っても問題ありません。(設計断面の法長が10mなのに、7mしかないとか)

法肩端部とか山がなくなっていくので減っても問題ありません。

逆に法長が設計よりも長くなっている場合で設計ピッチを越えるような場合は別途協議で1本追加するかの協議が必要になってきます。

(設計断面の法長が10mなのに、15mあるとか)

 

次回はココにザブトン枠を設置してみます。

 

それではまた。

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