グラウンドアンカー工における周面摩擦抵抗(τ)を測る基本試験(その1)

皆さんこんにちは。

エンタです。

基本試験 鉄筋挿入工

先日からグラウンドアンカー工の基本試験の計画をしています。

 

今回初めてのケースで通常のアンカー材を使用しての試験が出来ず。。。w

 

と言うのも、

まず実際に使用するアンカーの定着長で保つかどうかを判断します。

そこで大抵が周面摩擦抵抗値τを確認する前にアンカーが降伏荷重の90%に達することになるため、

テンドンの仕様を同じにし、アンカー体長を短くして試験を行う事になります。

 

が、今回は同じアンカーも使用出来ずです。

 

この理由として、当初設計のτ(タウ)が高い事が原因ですw(別に悪い事ではないですw)

グラウンドアンカー工における周面摩擦抵抗値τ

設計のτが1.0なんですw

そのせいでτを測定出来る前に、アンカーがぶち切れるんです。

 

じゃぁその時どうするか?ってなるんですが、

その時に定着長を1mにして付着を小さくします。(一般的)

そうすればアンカーが切れる前に抜けるのが普通なんですが、今回定着部が軟岩想定。

 

ぶっちゃけ言ってあんまりτ=1.0の私の経験が無くて、アンカー材の選定に非常に苦労しました。

もう裏技的に許容付着応力度(/㎜²)をイジったりしてギリギリ保つ試験になりそうです。

グラウトとテンドンの付着の極限拘束力比較もギリギリなのでかなり正確な荷重数値管理が・・・

土質資料

何とか現場で上手く出来れば良いなーと思いつつ、こう言ったギリギリ攻めるのはちょっと楽しくもあります。

失敗しないようにしっかり調査できるようにして行きたいですね。

 

しかし、設計のあの土質を軟岩とみるのかぁーってちょっと疑問もありますが、やってみれば分かる事なので楽しみです。

設計コンサルともしっかり打合せしながら施工出来ればと思います。

 

今回その1ですが次回計算方法等を出していこうと思います。

 

それではまた。

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