皆さんこんにちは。
エンタです。
先日から若干風邪引いてます。

私はこの3年ほど風邪引いたこと無かったんです。だから一昨日から鼻水が出はじめたのは花粉かな?って思っていました。で、先日は朝から発熱でもう動けませんでした(笑)滅多に無いのでかなり辛かったですね。お決まりのお茶うがいといつもの掛かり付けの病院に行って、毎回何を打たれているのか分からない注射を1本。この注射がテキメン効くので明日には全快ですね。この時期の体長管理は十分に気をつけて下さい。
閑話休題

こんなオーバーフロー、見た事ありますか?
こんな施工って見た事ありますか?(笑)

なかなかの酷さですよね?と言うのも、これって役所の指示らしいんですよね。
オーバーフローさせていることの確認らしいです。
で、それがこの跡なんですよ。
出来映えが台無し!
確かに鉄筋挿入工やグラウンドアンカー工のグラウト注入は、富山県の鉄筋挿入工マニュアル(案)などでも「注入開始後、孔口からセメントミルクが排出されるまで中断することなく注入する」と規定されています。
つまり孔口からの排出(オーバーフロー)自体は仕様で求められている部分で、そこに異論はありません。
ですが、写真の様にビシャビシャ垂れ流して法枠やモルタル面を汚すレベルまで出せ、とは仕様書のどこにも書かれていません。
「排出を確認できれば良い」のであって、「大量に溢れさせろ」とは書いてないんです。

底面注入と濃いミルクで法枠を汚さない
私的には最初から濃いミルクを底面から送って出来る限りフローさせたくないですw
汚れるじゃないですか!法枠とかモルタル面が。
汚れたら綺麗に洗うこと思えば最初からこぼさない方がイイです。
そもそも底面注入(孔底からの押し上げ式)は富山県マニュアルでも「注入は孔底から速やかに行わなければならない」と明記されている標準手順です。
空気とブリーディング水を上に逃がしながら、孔内をミルクで置換していくイメージですね。
ここで水セメント比(W/C)を少し低めに振ると、ブリーディング量が減って孔内に空隙が残りにくくなります。
鉄筋挿入工やグラウンドアンカー工のセメントミルクは概ねW/C=45〜50%が一般的な範囲ですが、
現場の地山条件と注入ポンプの能力に合わせて少し濃いめに振ると、垂れ流しが減って法枠の汚れも明確に減ります。
粘性が上がる分だけ注入抵抗は増えますが、現代のグラウトポンプであれば吐出能力に余裕があるはずです。
オーバーフロー確認の写真なんて実は要りませんから。
必要無いんです。
結構撮る方いますけど、まぁ無くても何ら検査で言われることはありません(あくまで私の経験での話で、発注者や特記仕様書によっては写真が求められるケースもあるかも)。
検査で本当に重要なのは、孔内全体が同じ配合のグラウトで詰まっているって事です。
これが担保されているかどうかが品質の本質で、孔口からダラダラ溢れている写真は、その担保とイコールではありません。
なのでケーシング内に水があった場合はしょうが無い部分もありますけど、出来る限り汚さない。
その方が後々掃除する時も楽ですからね。
仕上がりは現場の評価に直結する
現場の仕上がりはやはり綺麗な方がイイですからね。
この写真の様な感じだとせっかくの法枠綺麗に出来ていても・・・最後の最後で印象がガクッと落ちてしまいます。
発注者や監督が現場を見るとき、出来形の数字と同じくらい見た目の印象も評価に響いていると感じます。
検査要領に「美観」という項目は無いかもしれません。
ですが現実的には、汚れの少ない現場の方が次の工事の声がかかりやすいのも事実です。
仕様で求められている品質を満たしつつ、不要な汚れを出さない注入手順を組み立てる。
これが結局は手間も信頼も減らさない方法じゃないかと思っています。
それではまた。



