削孔していると、スライムが溜まったり、インナー、アウターケーシング内に付着します。
それを、水とエアーで吹き飛ばす必要があります。
特に、礫、軟岩などはそれ程問題無く上がって来ますが、
粘性土やシルト、シルト混じり砂質土などインナー、アウターケーシングにこびり付きます。
ケーシング内を水で一杯にしてインナーを回しながらこびり付いた付着物を落とします。
その後、エアーで水と一緒に吹き飛ばします。
粘性が酷い場合、出てくる水が綺麗になるまで行う必要があります。
なぜそう言う事が必要かと言いますと、
インナーは先に回収しますので気になりませんが、
アウターにビッシリ付着物が有った場合、アンカー挿入時に
アンカー定着部にスライムが付着する恐れがあります。
その上からグラウトで覆ってもPC鋼線とグラウトの付着が取れず、
摩擦が不足する可能性があります。
結果、抜ける可能性が出てきます。
その可能性を少しでも少なくする必要があります。