皆さんこんにちは。
エンタです。
昨年施工した山が崩壊しましたw
まぁしばらく前の話なのですが、先日現場の確認に行ってきました。
打設した鉄筋挿入工がご覧の通りです。
実際はもっと奥から崩壊しており、鉄筋挿入工では対応出来ない山だと言うことで、グラウンアンカーに変更になりました。
しかし、ココで興味深い光景を見る事が出来ました。
鉄筋の根元の部分にグラウトが残っています。
そこの根元をよく見てみると。。
こんな感じです。
鉄筋のスペーサーが何の役にも立っていないことがよく分かりますw
口元はクリップスペーサーを使用して真ん中にある事は確認出来ています。
まぁ昔からこれだからこれでOKって方もいます。
しかし、これを見てやっぱり真ん中に持っていきたいよね?って思われる方はどの位いるんだろうと思います。
しっかり真ん中にあった場合と、下に完全に落ちている場合とどちらが強度強いと思いますか?
当然ですが、真ん中に有った方がイイですよね。
引張と圧縮の関係で。
これを見てもう少ししっかりクリップスペーサーの実験を進めるべきかなって再認識しました。
あってはなりませんが、人命が掛からないところで自社施工したところの崩壊を見るという事は非常に勉強になります。
見にくいのですが、殆どの鉄筋がほぼ孔の下に鉄筋があります。
通常通りの施工も見直していく必要がありますね。
どちらかと言えば、孔の上の方に鉄筋が有る方が構造的には強いですから。
考えさせられる日でした。
鉄筋挿入工の鉄筋は限りなく上の方が強度的には良いが、最低限はしっかり孔の真ん中に持っていくべきですね。
それではまた