皆さんこんにちは
エンタです。
今週は出張の多い週ですw
木・金は東京にいますのでよろしくお願いします(なにがやねw)
閑話休題
毛細管現象ってご存じですか?
って事です。
この現象が法面ではよく現れます。
ロックボルトやアンカー工の削孔後にグラウトを注入しているにもかかわらず、水が出てきます。
原因は毛細管現象です。
この写真のPC鋼線が出ている下から水ホースがあります。
コレは、打設完了後にも止めどなく水が出ているので
ホースで受けています。
コレは、注入後のグラウトと地山の密着している部分を湧水がグラウト表面の表面張力と
毛細管現象によって上がってきます。(吸われます。)
隙間が細ければ細いほど吸い上げます!
しかも、水が出てくると言うことは内部圧力が上がっており、
外に出ようとしている状態なのでドンドン出ると思います。
よくコレを止めろと言われるのですが、止められません。
削孔によってミズミチが変わってしまったって事です。
止めるよりは出していた方が山的には不飽和状態を保てるので安全です。
量が多い様ならホースをつないで、排水処理を行った方が見た目が良いです。
出来る事なら、水抜きボーリング工を施工した方が効率的に水を排出出来るので良いと思います。
ちなみに、グラウンドアンカー工施工後や鉄筋挿入工施工後に数年経って大雨や地震などで突如出てくる時があります!
これもミズミチが変わっただけで山としては水が出やすいところから出ているだけです。
止めることはデキませんが、水抜きボーリング工などを施工するとまた変わる可能性は高いです。
それではまた。