皆さんこんにちは。
エンタです。
多方面からありがたいお言葉を頂きました。
正直なところ私自身は10年だからって何か、って事も無く普段通り粛々と仕事しています。
しかし、やはりちょっとした通過点で、皆さんに感謝する日としては良い解釈です。
これからも通常通りですのでよろしくお願いいたします。
閑話休題
真っ直ぐ削孔するコツ
削孔において真っ直ぐ削孔出来ると思いますか?
狙い通りに削孔する事って出来ますか?
答えはNOです。
と言っても、ベテランでその機械のクセを知っている方なら出来るかも知れません。
が、普通に真っ直ぐ削孔するだけでも大変な事なんです。
10m程度削孔するだけでも土質によっては曲がる可能性は高いです。
実は私も管理側の人間だったので真っ直ぐ削孔する事が難しいってよく分かりませんでした。
今ではもう大変だな~って身に染みてw
と言っても、うちの社員には頼むって言うだけですが(笑)
集水井(しゅうすいせい)とか、タイロッド削孔(水平に削孔し所定の位置に穴を開ける)などになると、
削孔の抜ける位置が決まっていますので特に難しいと言う事になります。
曲がり削孔のオペなんてやってる方はプロ中のプロですよ!ホントに凄いと思います。
ジャイロセンサーを使用しての確認も行っての技術ですが、下手なオペでは出来ません。
で、ですね、とりあえず真っ直ぐ掘るコツなんです。
まずは機械から。
ロータリーパーカッションの先端のガイド部分です。
これにケーシングが乗っかるのでドンドン擦れて行くんです。
これが削孔芯がぶれる原因になります。
出来るだけ新しい方がブレが少なくなります。
次にスイベル部分の元の部分です。
シャンクロッドですね。
ココに若干の摩耗などがあると芯が下がるんです。
ココの部品メッチャ高いんですけどwww
そして、次に削孔ですが精度と言われると多少なり慎重になってしまいがちですが、
普通通りに削孔する事です。
精度を求められる削孔こそ普段通りに削孔する事で機械の誤差がわかります。
この機械は左方向に曲がっていくのか?、右に曲がるのか?左上にいくのか?
そのクセを見極める事が大事なので、普段通りに削孔する事です。
と言いつつも、土質にもかなり影響されるのでこれだ!!
とは言えません。
その土質に合った、削孔方法で削孔機械で削孔する事が大事ですね。
次に指定の削孔径よりも大きくすると精度が上がります。
削孔径φ90の場合であれば、φ115で削孔すると真っ直ぐ行きます。
そして最後は、出来る限り大型機で削孔するとまたワンランク精度が上がります。
しかし、機械が入る、入らないなどの現場条件に左右されます。
逆に考えれば、小型機であればあるほど穴曲がりの危険性は高く、
最悪の場合ジャーミングして抜けない事も・・・穴掘りは奥が深いです。
10m程度なら誰でも掘れると思います。(真っ直ぐとは限りませんが)
が、それ以上になるとやはりプロの領域に入っていきます。
うちの社員も15m程度の削孔でも大変な山に遭遇する事があるんです。
大変な思いをして削孔しています。しかし、その苦労もまた次につながる削孔です。
こうやってドンドンレベルが上がっていくと思うと嬉しいですね。
私は全て知っている様な事書いていますが、各方面に仙人のような師匠達がいます!w
困った時は師匠達に電話して教えを請います。
師匠達は困った時に、知っている限りの可能性を教えてくれます。
師匠達には感謝しています!ありがとうございます!
その教え(技術)を全国の皆様にフルオープンで勝手に公開してますけどw
そのうちベテランチームの会社も紹介していきたいです。
それではまた。