皆さんこんにちは。
エンタです。
現場を俯瞰(ふかん)して見えていますか?
※ふかんとは:高い所から見おろすこと
目の前の事ばかりに気を取られて、全体を見ていますか?
一旦、後ろに下がって現場全体を俯瞰して上から見ることで、見える事はかなりあります!
1. 安全管理
- 作業員が適切な**保護具(ヘルメット、安全帯、安全靴など)**を着用しているか
- 危険区域(掘削部分、高所作業エリア、重機稼働エリアなど)への立ち入りが制限されているか
- 足場や仮設設備の設置状況(適切に固定されているか、損傷がないか)
- 避難経路や緊急時の対応策(消火器や救急セットの配置)
- チェックリストでの管理
2. 作業の進捗状況
- 工程表と実際の作業の進捗にズレがないか(進捗管理)
- 施工中の構造物(コンクリート・モルタル打設、鉄筋組立など)が計画通りに進んでいるか
- 資材や機材の搬入・設置状況(不足や遅延がないか)
3. 作業の効率性
- 作業員が適切な人数で配置されているか(人手不足・過剰になっていないか)
- 重機や車両が適切に配置され、動線がスムーズになっているか
- 無駄な動きや待機時間が発生していないか(職人が遊んでない?)
4. 環境管理
- 粉じん、騒音、振動などの対策が適切に実施されているか
- 排水処理や汚染防止対策ができているか
- 近隣住民への影響(道路封鎖、騒音、振動、作業明示)に配慮した対策が講じられているか
5. 資材・機材管理
- 資材の保管場所が適切か(整理整頓されているか、雨ざらしになっていないか)
- 機械・重機の管理(適切に稼働しているか、故障していないか、油漏れ)
- 資材の過不足(工事に必要なものが揃っているか、必要の無いモノは避けてあるか?)
6. 交通整理・周辺対策
- 現場周辺の交通管理(工事車両の出入り、歩行者・車両の安全対策)
- 適切な標識や案内(通行止めや注意喚起が明確に示されているか)
- 警備員や誘導員の配置(適切な人数で配置され、業務を遂行しているか)
7. コミュニケーションと指示伝達
- 現場監督や職長が作業員に適切な指示を出しているか
- 作業員同士のコミュニケーションが円滑か(作業の不明点や先の施工が見えてないまま作業していないか)
- 連絡手段(無線、スマートフォン、回転灯など)が適切に運用されているか
8. 施工品質の確認
- 施工された部分が設計通りの精度で仕上がっているか(出来形管理)
- 測量や基準点のズレがないか
- 配筋や打設設置が正確か(アンカー工事の場合)
工事現場を俯瞰して見る事で、
安全・進捗・効率・環境・資材・交通・品質・コミュニケーションといった多くの要素を
一度に確認することが可能になります。
監督や職長としてはこれらを常にチェックしながら、
問題があれば迅速に対応することが求められます。
コレは監督であろうが、職人であろうが、関係ありません。
監督は絶対にそうするべき事ですが、職人は施工しているとソコに集中しがち。
だからこそ俯瞰して見る努力をするんです。
毎日、自分の仕事と他者の仕事と周りの動きとを見て自分の仕事の先を想像していきましょう!
これは訓練次第でいくらでも伸びていくチカラです。
業種も関係無くこうする事で上手く立ち回れるようになります。
そして、自分自身の役割や動きなどもしっかり見えてきますので仕事しやすくなります。
たまに、木も見ず森も見ずで現場が大炎上してる監督いますが、
絶対に真似しちゃダメですよw
激怒後に死にそうな顔してるその上司や元請の顔を今まで何回も見て来ましたw(私じゃない)
それではまた。