安全管理

吹付機の事故

皆さん、こんにちは

エンタです。

 

予想もしなかった事故が起きました。

まぁ事故といっても、ケガしたとかは無いんですが、モルタルで汚れた程度ですけど。

しかし、もしもその正面に人がいたらケガしていたかもしれません。

なので、それを公開しますので、皆様の会社の機械の点検項目に入れておいてください。

 

何が危ないかと言いますと、これです。

吹付機 釜蓋

吹付機の窯の扉がありますよね。

今回ここが突然バーンっと開いて中のモルタルが飛び出ました!

正面にあった機器はモルタルまみれです。

状況としては最悪ですよ!(想像してください、モルタルまみれの周囲をw)

といっても人が居なかったので幸いですね。

 

で、原因ですが、これです。

吹付機 ネジ

この写真の部分はまだネジ山あるんですが、ぶっ飛んだボルトはネジが摩耗していました。

ネジ山が摩耗しているかどうかの点検は大事です。

このネジも若干モルタル付いていますし、コレも非常に危険な事です。

 

実際、どのように摩耗していくかというと、まずは錆ですね。

腐食は簡単におきます。

大体我々の使用しているボルトはハイテンションボルトが多いのですが、それも錆びます。

ハイテンだと黒錆加工してあります。

酸化鉄皮膜ってやつですが、若干さびにくいだけで、確実に錆びます。

ネジ部は必ずグリスを塗ってください。

油分が無いとすぐにダメになってしまいます。

 

こちらもよくある事ですが、モルタルなどの砂が付着して徐々に削れていくんです。

この部分はよくモルタルが付きます。(上記写真の様に)

どうしようもない部分ではありますが、汚れたら必ず洗ってネジを回すことです。

洗わずにザリザリ言わせながら回すことによって少しずつ削れていきます。

しかも、ボルトだけでなくナット側も同じ様に削れていきます。

 

出来ることなら高圧洗浄機で両方のモルタル分(砂等)を落としてグリス塗って欲しいです。

そうすることで変なガジリ付き(ボルトが取れない)や、

食いつきがなくなるので作業性もアップですよ。(ちょっとした事が大事)

 

そして何よりもボルトナットの摩擦がなくなり、ぶっ飛ぶと言った今回の事故が無くなります。

ボルトナットは摩擦があっての製品ですので、しっかりネジ山があるかどうかを確認してください。

ボルトナット両方の山が大事ですよ。

しっかり点検してください。

 

それではまた。


【必見】オススメ記事

クリップスペーサー 1

皆さんこんにちは。 エンタです。 最近ですが、クリップスペーサーのお問い合わせが増えております。 で、ココでQ&Aを作りましたので、ご確認ください。 その他に何か気になる事がありましたらご質問 ...

ボルトスケール 2

皆さんこんにちは。 エンタです。 台風どうでしょうか? 大丈夫でしたか??まだまだお気を付け下さい。 山はすでに降雨で飽和状態です。 ここ数日は非常に危険な状態なので十分に管理して下さい。 私は今夜、 ...

ボルトスケール・クリップスペーサー販売店 3

ボルトスケール・クリップスペーサー・ 緑化スペーサーお問い合わせ、販売店は下記となります。 ボルトスケール専用箱 クリップスペーサー     ボルトスケールのブログ ボルトスケール ...

クリップスペーサー D51 4

皆さんこんにちは。 エンタです。 今回は問い合わせの多いクリップスペーサー®に付いてです。 元々は鉄筋挿入工のスペーサーという事で作成されたクリップスペーサー®です。 削孔位置もほぼ正確に削孔してもス ...

-安全管理
-, , , , , , ,

© 2024 新エンタの法面管理塾