グラウンドアンカー工

加圧注入はオプション程度に考えておけば良い

皆さんこんにちは。

エンタです。

強風で花粉が目に刺さってきて地獄モード!

こう言う時だけ内業で安心してますw(ごめんなさい)

薬飲みまくって対応ですw


閑話休題

グラウンドアンカー工における加圧の基準って持っていますか?(自分の中で)

注入状況

だいたいどの程度グラウトの加圧が出来たら良いと思いますか?

基本的には0.2Mpa~程度で十分な訳ですが、

それがそれ以上に圧を上げれたとかした場合でも意味は有りません。

 

加圧を掛けた場合には加圧コンクリートと言って強度が増す事が分かっています。

しかし、このグラウンドアンカー工においての加圧の意味合いは、

定着地盤周囲の地山に圧を掛けて浸透させるという意味を持っています。(実際は粒子が大きくて浸透しない)

加圧コンクリートの場合は加圧を保持した状態で硬化させる必要があるので除荷した時点で加圧コンクリートでは有りません。

と言ってもグラウンドアンカー工の場合は下方向に打設しているのでセメントの元々の自重で圧力はある程度かかってはいます。

その為加圧と同じ効果を得られている部分ではグラウト密度は上がっています。

加圧状況

そこにまた加圧を掛けるわけですが、

0.2Mpaかからずにケーシングの脇から出た場合でもそれはそれで終了です。

 

極端な話ですが、圧が掛からない場合でも問題無いと言う事です。

圧が掛からないからと言って、アンカー自体が抜ける、定着できないと言う事とは別問題なんです。

加圧出来ない事は施工ミスでも何でもないんです。

それを圧が掛からないと問題視する検査官もいるようですが、

それは施工業者の説明不足です。

 

経験的に加圧出来ない山はいくらでもありました。

加圧出来ないから抜ける(摩擦が取れない)なんて事は今まで1回も有りません。

ある意味で、加圧はオプション的要素が強いんです。

 

加圧出来る場合も有れば、全く出来ない場所もあります。

役所にもそう言えば良いんです。

絶対に加圧掛けたければオールパッカーに変更するしか有りませんけど。

 

加圧をそれ程重要視する必要は有りません。

施工の流れの中のオプションの1つだと思って下さい。

そして、加圧にそれ程の期待もしないで下さいw

出来たり出来無かったりする事に期待するなんておかしいですよね?

 

圧入してどんだけでも入って行くと言うことは、

どこかに逃げて行っているという事なのでそれはそれでイイと思います。

他の隙間に入っているという事なので。

削孔した(アンカーの孔)場所にしっかり入っていれば問題無いですw

それではまた。

 

アンカー体摩擦応力度に対するグラウト加圧注入の効果

非常に参考になる実験結果です。


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