皆さんこんにちは。
エンタです。
いやー
今週までめちゃ暇で、来週からやっと動き出します。
やっとです。
やはり今年は異常ですね~
このままだとホント倒産相次ぎますよ!?
こう言った状況なんとか上手くWEBシステム使って回避出来れば
我々の様な中小弱小親方企業には欠かせない存在になりそうなのに。
閑話休題
公共事業って元請側の支払問題もあるし、下請側の施工信用問題もも有り、
一概に新規の元請、新規の下請と言う風には難しい側面があります。
特に支払においてですね。
元請から直接仕事請ける1次下請はそれなりの資金力が無ければ請けられません。
やはり支払に手形が発生する事も多く、最高でサイト120とかざらですw
元請の支払の事をよく分からない方もいると思いますので説明します。
モルタル吹付工 2000m2で1,000万の工事が有ったとします。
支払方法は、出来高払い、前渡金40%+竣工後、半金半手
1,出来高払いとは
毎月出来た形に対し支払をしていく方法で、
モルタル吹付工を今月1000m2施工終了した時点での出来高は500万と言う事で、
毎月の出来形に応じて支払いされます。
2,前払金40%+竣工後(役所形)とは
1,000万×40%=400万
400万を施工前にもらいます。
その後全て完成し元請の完成検査が終わった段階での残りの支払になります。
役所と同じで検査後翌月の2週以内
3,半金半手サイト120(割合は元請と相談)とは
半分現金半分手形の意味で
毎月出来高を半金半手で支払うという事になります。
今月1000m2を施工した場合、250万は現金で250万を手形になります。
この手形の250万の支払は120日後になります。
最終500万現金 500万手形(サイト120)
(支払割合は元請との相談で7:3とかもあり、割合いろいろです)
一番イイのは出来高払いですよね。
コレは元請に支払能力がなければ無理なわけですが、
そもそも元請は役所から請けた時に最大前払金40%をもらいます。
それを使用して工事の全てを行い、完成後に全てもらう形となるので工事が大きくなればなるほど自己資金が必要になります。
工事規模が大きければ中間検査を行って中間前払金をもらう事も有ります。
元請のリスクは工事を取れば取るほど資金ショートの恐れがあるのでかなり計画的に工事受注をしているはずです!
実際は銀行の短期貸し付けも使用しているのでよっぽどショートして倒産する事はないと思いますが。。。
だから元請は出来る限り支払を後ろに伸ばしたいんです。
しかし、逆に我々下請は出来る限り早くお金が必要になります。
やはり、資金力に乏しいので120日先のお金よりも少なくても今のお金を取りがちです。
って思うと資金が豊富にある支店業者(大手)の下請で仕事する方がある意味安全ではあります。
その代わりその分単価が低くなります。(安心料や営業料かな?)
大手営業マンが仕事取ってきますし、工事社員の指示で現場は動きますので楽です。
そしてなによりも、資金をそれほど気にしなくて良いと言うメリットは大きいですよね。
ほぼ出来高払いです。(工種と下請会社規模による)
どの立ち位置を選ぶかは会社次第ですが、
元請と共に一緒に頑張って行こう!
っていう立ち位置はやはり2と3の支払に対応出来る下請だと思います。
出来高払いの時も有ればそれはそれで嬉しいですけどねw
我々下請はやはりある程度資金を貯めて、いかなる時も元請に対し対応出来るチカラを持っていた方がイイですよね。
そうすればいざという時にどうとでもなれるんです。
特に今回の様に仕事が無いときでも従業員の生活を確保するのも会社の強みです。
内部保留の多い会社は強いですよね~(やっぱ大手凄い!)
うちも出来る限り元請と一緒に頑張って元請を盛り上げて行きたいので、少しでも内部留保(貯金)増やしていきますw
今から徐々に仕事出て来ますのでもうしばらくの辛抱ですよw
国の予算は昨年よりも若干多いので、恐らく今年度は消化出来ないで繰越イッパイだと思います!
踏ん張りどころですね。
頑張りましょう!
それではまた。