皆さんこんにちは。
エンタです。
仮設アンカーを施工後どうなるか?
ってまぁ当然仮設ですので本設工事が終われば撤去します。
撤去の方法は設置していった順番とは逆に撤去しています。
写真は上から設置し、下部を掘削し、下部に仮設アンカーを打設しています。
なので下部の仮設アンカーを撤去し土砂を埋め戻します。
その後、上部アンカーを撤去して埋め戻しを行い、シートパイルを抜きます。
撤去は比較的簡単で、鋼製受圧板の裏をサンダーで切断します。
PC鋼線は基本Uターン式なので、必ず偶数本になっています。
半分切ったら全て除荷されています。
ですが、とりあえず全本数切って鋼製受圧を撤去します。
ココでよくガスで切った方が良いと言われるのですが、私はサンダーの方が良いと思います。
なぜならガスだと切断面が溶けて次の作業時にまたサンダーで切る必要が出てきます。
ガスで切ってもサンダーで切っても同じ事なのですが、サンダーの方がオススメです。
この後に1本ずつ引き抜いて行きます。
専用治具にPC鋼線を通しクレーンで上に引張って行きます。
最初の初動荷重は約1t~1.5t程度です。
たまに3tや5tとか掛けても抜けない場合があります。
その時はとりあえずそのPC鋼線は止めて他の物から引張って下さい。
最後に残ったPC鋼線は逆側から引いてみて動けば良いのですが、
もしも動かない場合はBH(バックホー) などで衝撃を与えながら引けばだいたい抜けます。
それでもダメならセンターホールジャッキで抜くしか有りません。
たまにこう言う事が起きますので、知っておいて下さい。
設置
シートパイル設置→1段目アンカー設置→腹起し設置→緊張→掘削2段目アンカー設置→腹起し設置→緊張→本工事
撤去
2段目アンカー除荷撤去→腹起し撤去→埋め戻し→1段目アンカー除去撤去→腹起し撤去→埋め戻し
段数が多ければこの回数が増えていきます。