皆さんこんにちは。
エンタです。
法枠組んでいると思いますが、写真の様な枠内だった場合どう判断しますか?
設計の枠内は緑化です。
左側は岩盤。
右側は土砂混じりの部分的に岩が露出しています。
この山の8割は岩盤が露出しています。
酷いところは部分的に静的破砕剤をもちいて破砕しました。
設計は緑化なのですが、皆さんはどうしますか?
6分以上の勾配の箇所が土砂部でもあります。
実際は緑化出来なくも無いです。(完全な岩盤だと長期的には厳しいですが)
左の岩部分でも多少は生えます。
しかし、今の法面の流行から行くと枠内全面コンクリート吹付かモルタル吹付。
ココ数年前から長期的な維持管理のコストを思えば密閉工法が主流です。
枠内は密閉が主流と言う言葉で役所の担当者も妙に納得してくれます。
やはり維持管理は役所の中でも問題になっているところもあるそうで、草を刈るにもお金がかかるしなにより人手がかかる。
役所も管理しなければ行けない立場としては極力それを減らしたい訳です。
最近のNEXCOの動向もほぼコンクリート吹付に移行しています。
高速道路脇の法面の伐採後にドンドンコンクリート吹付していますよね?
また過去の長大法面の補修もコンクリート吹付の上にコンクリート吹付を行っています。(大手特殊工法)
もう、そう言う時代です。(全てを時代の責任にするつもりはありませんが)
誰も管理出来なくなる前に、管理しなくても良い工法に変更して行っているんです。
と言う事は管理しなくても良い工法を産めば良いという簡単な発想になりますよね。
いかに簡単に施工出来てメンテナンスフリーな工法が出てくる事になるんでしょう。
とりあえずの所は密閉工法で話を進めれば問題無いと思っています。
この現場も部分的な土砂でもモルタル吹付工になりました。
昔は土砂部の密閉工法だと内部の土砂が雨によって洗掘され内部がスカスカになると言っていましたが、
実際はそれ程でも無いようです。
過去の事実は現在の嘘、未来の噂って感じですw
土木は経験値を元に数値化されて今の基礎となっています。
その数値が、経験値が変わればまた時代と共に変化して行くと言う事になります。
30年以上も変わらない(私の経験値)と思っている業界でも少しずつ変化している事に気づけますよね?
今の枠内吹付の主流は密閉式です!(ちょっと個人的主観も入っていますw)
それではまた。