皆さんこんにちは。
エンタです。
SEEEのタイブルアンカーを施工したことはありますか?
エスイーのタイブルアンカーの特徴として、頭部がネジになっています。
緊張時にネジを締め付けることによって初期緊張力のセットロスを極力少なくする事ができます。
このネジの部分をマンションといいます。
その他のグラウンドアンカーの材料はPC鋼線が出ているのでそれほど気にする事はないのですが、
エスイーのタイブルアンカーの場合はかなり頭部の頭出しを気にしないといけません。
マンション部分のネジを切っている部分の長さに限りがあるため、絶対にその範囲内にネジがある必要があります。
太さや規格にも差がありますが、その範囲は約100㎜です。
これ以内に頭部を納める必要があります。
そして問題なのは、余堀です。
余堀とは、アンカーの先端に削孔時のスライムだまり作る事でアンカーの定着部を確実に造成する目的で、一般的に100㎜程度奥に削孔する事 |
たまに図面にも書かれているのですが設計者は訳も分からず書いている人も多く、
昔から設計コンサルで使われているいにしえの図面を使っているので気にせず使っていると思いますw
現場ではSEEEのタイブルアンカーは余堀があると調整ができません。
引き上げればいいだろ?って思われる方もいますが、
セメントミルクが入り、しかも下方向に入っているアンカーを引き上げるって容易ではないんです。
上げたとしてもそれを固定する事も結構大変です。
だから、施工的にはタイブルアンカーの場合は余堀なしが望ましいです。
検査官にも言われることがありますが、
エアーを使用してすべて吹き飛ばしていると言う感じの話でも問題ありません。
その際の孔内洗浄状況写真は必要です。
そしてしっかり吹き飛ばしてください。
それではまた