皆さんこんにちは。
エンタです。
グラウトが上がらない場合どうする?
前回のこの絵で行くと1番と2番の穴を塞げば良いわけです。
(実際はどこに穴、亀裂等が有るか分かりません。ファイバースコープ突っ込めば解りやすいです。)
それをパッカーで塞ぎます。
この様なイメージです。
グラウト注入は基本中断せずに連続して行うとなっており、空隙が多い場合はどれだけ注入しても上がってきません。
私の場合、1本に5m3入れた事がありましたが全く上がりませんでした。(上がると信じてw)
その時も結局パッカーを使用しました。(早く使えば時間も材料も人工も無駄にならなかったのに)
この様に、パッカーを使用すればほとんどのグラウトの逸脱は対処出来きます。
(定着部のほとんどだと定着出来ませんので、その際は設計変更して下さい、自由長部・定着長部の一部の空隙おいては有効)
昔、定着部が鍾乳洞で定着出来ず、設計変更でアンカー長を伸ばし鍾乳洞部を超えた部分からパッカーを使用し定着させた事もありましたw
と、まぁパッカーを使用するとこんな事が出来るようになる訳です。
パッカー施工はお金が掛かりますが、注入が上がってこないリスク・工期・人工・注入材料費など考慮し、
判断する事で効率的に注入施工を進めることが出来ます。
と言う事で次回は、パッカーを見てみる事にします!
それではまた。