皆さんこんにちは。
エンタです。
何だかちょっとまた寒くなってきましたね・・・・
日本列島季節がオカシイ!w
ところで、エンタで働きませんか?マジです!本気です!!
メールで求人募集してますか?って冷やかしメールはありますけどw
こちらはマジでエンタで働きたい人募集中です!
閑話休題
アンカー工はどこでミスをするのかって事を書いていこうと思います。
1,削孔
削孔において削孔後にケーシング内の洗浄を行うと思います。
この時の洗浄ってケーシング内に残ったスライムの除去を指しています。
しかし、実際どれほど洗浄されるかは眉唾もので、まぁやらないよりはやった方がイイか?
ってレベルですね。ちなみに、私が若い頃はやっていませんでした。
なぜなら削孔を水だけではコンプレッサーを使用したように激しく出ませんから。
インナークルクル回しながら水を出す感じで終わっていました。(多少はスライム出ます)
最近は水とエアーを混ぜて使用するのでバッシャーって出せますけど。
なので、コレが出来ないからと言って施工ミスにはつながりません。
ただ、各書籍では清水で洗浄と書いてありますが、エアーで吹っ飛ばせとは書いていませんw
2,テンドン挿入(アンカー体)
テンドンを挿入します。
その際にラッパ管がないと自由長部のポリホースにキズが入る可能性があります。
そこにグラウトが付着すると自由長部が固定されてしまい、予定した伸びが取れない可能性があります。
また、挿入前にテンドンの定着部に油汚れが有る場合は非常にマズいです。
あくまでも定着部は摩擦が命なので摩擦が軽減されると抜けにつながる可能性大です。
挿入時の手袋も要注意です。(油まみれの手袋は外す事)
ココで、ミスする可能性はあります。
定着部だけはしっかりと養生して下さい!
3,セメントミルク注入
配合はどうでしょうか?
水が多くないですか?
グラウンドアンカー工一番のキモの部分です
間違い無く、ココが一番重要です。
セメントミルクがユルい場合や硬さに不安な場合は作り直した方がゼッタイに良いです!
ココを失敗すると抜ける可能性が増えます!ゼッタイです!!!
強度24KNなんて普通に作れば出るのですが、硬すぎるからと言って水で調整する人がいます。
硬い時は混和剤でユルくして下さい!その方がまだマシです。
水と練りあがったセメントミルクは比重が違うので混ざりにくい状態にもあります。
施工管理者はココだけはしっかり確認しましょう。
また、注入時には必ず最深部(最低部)から注入して下さい。
コレはアンカー工の鉄則です。ドブ付け注入の場合でも同じです。
※ドブ付け注入とは削孔後、先にケーシング内にグラウトを注入しその後テンドンを挿入するやり方
最底部から注入し削孔水と置き換えて下さい。
口元からしっかりしたセメントミルクが出れば定着部はまず大丈夫です。
ただし、どぶ付け注入は現場が非常に汚れます。
流さないようにするやり方もあります。
上記写真の様なサラサラミルクではダメですよ!w(セメントミルクが濃くなるのを待つ)
次に加圧ですが、これはどーでもいいです。(私の個人的な考え)
地盤工学会の書籍では、
「アンカー体周辺の地盤条件に応じた適切な方法を用いて実施する」
としています。非常に曖昧な感じです。
と言うのも、アンカー協会の書籍では
「孔壁の緩みを防止もするがやり過ぎは逆に緩ますと。
0.1Mpa~0.5Mpaで行う事が多く、
定着部が深い場合の加圧力は地下水圧以上かつ、地表までの水位があるとした時の換算水位2倍以下」
としています。
なので基本的には加圧すると言うのが基本となりますが、
実際はテンドン定着部には高低差でとてつもない圧が掛かっています。
わざわざ圧を掛けなくてもすでに掛かっているにも関わらず、
それ以上掛ける必要性に私は疑問を感じているだけです。
それではまた。