皆さんこんにちは。
エンタです。
なんだかちょっと忙しくなってきました!
なんだかヤバイ感じもしますが、確実に一つづつこなしていきましょう!
閑話休題
のり枠工の主アンカー、補助アンカー打設
のり枠組立において主アンカーと補助アンカーを打ちますよね。
この主アンカー・補助アンカーの意味は大体ご存じかと思います。
俗に言うズレ止めアンカーです。
法枠が組立中下方向にズレない様にするための主アンカーです。
あくまでも吹付るまでの鉄筋であって、吹付た後は効果を発しません。
と言うのも、法枠吹付完成後にこのアンカーに対してどの程度チカラが加わっているか分かりません。
あくまでもズレ止めです。
が、主アンカーに付いては設計の段階である程度のせん断応力度を計算し、ズレに対応出来るかの検討は行います。
横枠に打ってある補助アンカーも、横枠が吹付によって垂れないようにするモノであって、強度はありません。
(強度が無いと言うのは計算上の話しです)
よく図面で交点のど真ん中に書いてあったり、交点右端だとか、左端だとか書いてあります。
結論から言うと、交点のどこかに打ってあればOKなのでこだわる必要はありません。
この図を見て下さい。法枠の鉄筋交点にアンカーを打設する位置です。
① ど真ん中
② 左上
③ 右下
④ 圏外
例えば図面は①だとした場合でも②や③に打設した方が法枠の荷重を最初から受けることが出来ます。
図面の通りに施工するべきだ!って監督も結構いますが、②か③が出来るだけ望ましいです。
そしてしっかり結束して下さい。ズレ止め効果が確実です。
④はどうでしょうか?
私的にはOKです。
と言うのも、②や③に打設出来無い場合があります。
そんな時は④でもOKなんです。特に決まりもありません。が交点分打設するという決まりはあります。
昔は市場単価では無かったので材料入荷写真よりも交点数が多いとマズかった時代がありました。
横枠の補助アンカーもしかりです。
のり枠の形として市場単価は交点に主アンカー4本補助アンカー6本(法枠サイズによって変わります)で
市場単価の適応となりますので、主アンカーは必ず必要になります。
どうしても交点に打てない場合は必ずその附近の打てる場所に打設して下さい。
なぜ主アンカーを打つのかって分かっていれば、いくらでも応用が利きます。
交点にボイドなどで箱抜きを行う際もしかりです。(グラウンドアンカー工や鉄筋挿入工併用施工)
サイズが大きく入らない場合は圏外に打つこともありうることです。
現場ですので図面通りに施工出来ない場合は沢山有ります。
臨機応変に施工不良にならないように施工する事が大事です。
どの様に対応したかが評価される基準だと思います。
それではまた。