新エンタの法面管理塾

法面アンカー工での削孔機と削孔方法

ロックボルト工Posted 2016.12.28

皆さんこんにちは。

エンタです。

 

法面工事、アンカー工、鉄筋挿入工(ロックボルト工)を行うにあたって、削孔方法や機械がたくさんあります。

機械の選定、機械の種類をよく把握して施工しましょう。

また、設計に機械指定が有る場合が有りますので機械を知っておく事も大事です。

主にグランドアンカー工

ロータリーパーカッション スキッド型(定置式)

スキッドタイプの施工方法は基本足場上での施工となります。
足場が無いと、固定出来ず施工が難しくなります。
時には土足場の上に杭を打ち固定して削孔することもある場合がありますw
削孔機にはサイズがあり、重量が重くなれば削孔能力が上がる傾向にあります。
平均的に、1.5t前後が主流で大きくても2.5tクラスです。
3t以上のクラスは今ではあまり使うことがなくなってきました。
昔はよく165mm上の削孔径で20m以上のアンカーもあったのですが、
最近のアンカーの主流径は90mmです。

 

ロータリーパーカッション

クローラー型(自走式)

 

土足場施工を基本とし法面では逆巻施工(山を1~2m掘削しアンカーを打設・定着後また掘削する事)
や、都市土木での仮設アンカー、薬液注入での観測井戸や2重管ストレーナー方式などで使用します。
最近では2重管ロックボルトでも使用します。
主流は10t↑クラスですが、最近はもう少し大型機も出ているようです。

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト)工

アタッチドリル クローラー型(自走式)

※名称は各社違います。

 

吊り式削孔機をBH(バックホウ)に取り付けた物です。
反力はBHで押さえつける為、基本的に必要有りません。

※反力とは削孔する際に削孔ロッド(穴を掘る棒)を山に押しつけ削孔します。
その時に機械だけですと後ろに力が逃げようとするので、それを押さえつける力です。

作業の率もよく、機械セットも簡単でドンドン削孔出来ます。
基本は土足場での施工となります。0.45BH~0.7BHにセット出来ます。

また、ドリフターと呼ばれるハンマーの部分ですが、エアー駆動が主流です。
特に、ヤマモトロックマシンさんがかなりのシェアを持っていると思われます。
(弊社もYD135と言う機械です。)

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト)工

吊り式削孔機(吊り下げ式)

※名称は各社違います。

クレーンで吊り上げ、削孔を行います。
土足場がなく、打設標高が高い場合で、なおかつのクレーンが設置できる場合は吊り下げ式削孔となります。
よく、スカイドリルと言われる方が多いのですが、それは間違いで
スカイドリルとはクレーンの先にこの削孔機を搭載させ施工する工法の一つです。
上記のBHタイプの様な感じでBHがクレーンに変わる方法となります。

反力が取りにくいのですが、後ろ袖にウインチを取付け山にアンカーを打設しワイヤーで固定する方法で反力は確保出来ます。

時に強風時に風に煽られてしまう為非常に危険な場合があります。
機体の重さは、小さいサイズの削孔機は大体700kg~で最大でも1100kg程度です。

 

主に薬液注入工・温泉・大口径杭

ロータリー式ボーリングマシン(スキッド式)

パーカッション(打撃)のないロータリー式ボーリングマシンです。
回転と推進力で削孔していきます。
昔は、この手の機械でロックボルトや水抜き(水平ボーリング)等も施工したらしいですが
私はやった事ありません。
薬注は常にコレです。
削孔ビットはメタルクラウンという物を使用します。

この機械は小型機から大型機まで有り、大口径杭や温泉掘削などでも使用します。
杭の場合、ダウンザホールハンマを使用します。

この機械は軽量削孔機という部類で積算されます。
※上記写真元扶桑工業様 ココ

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト工)・アンカー工

スプリングドリル(スキッド式)

パーカッション(打撃)部分がスプリング方式という新しい打撃方法の機械。
機械重量が約500キロの為、非常に取り回しがよく標高の高い足場の施工に向いています。

パワーも有り(このクラスでは)、しっかりと2重管削孔が出来る機械です。
2重管鉄筋挿入工ではかなり重宝します。
ただし、15mを超えるアンカーの場合で土質によっては厳しくなります。
10~15mのアンカーなら施工能率の有無もありますがほぼ網羅できる機械です。
株式会社エムズ

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト工)・アンカー工

インバーターチゼル(スキッド式)

電気で回転と推進力を得る機械です。
機械自体は非常に小さく軽量削孔機という部類に入ります。
電気なのでサイズの割に回転トルクや推進力が強い。
電気の制御ボックスが雨、ホコリに弱いため、防護はしっかり行う。

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト工)シングル削孔のみ

スロープドリル(スキッド式)

YD100と言う削岩機が搭載されています。 吊り式削孔と同じ機首です。
小型機なので、狭小地での施工は可能です。

全てエアー駆動で、配管等が楽で、軽いので施工性は抜群です。
ただ、打撃力が強すぎて、ロッド、カップラーが折れる事が結構有ります。
※共和防災建設株式会社様

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト工)

削岩機(ジャックハンマー)15Kgタイプ

まさに手堀!
人力削孔です。
この写真では自穿孔式ロッドをつないで削孔しております。
地山が自立しない場合は自穿孔式ロッドを使用し削孔完了後、挿入完了となります。
自立する場合は通常のロッドを使用し削孔後挿入します。
とにかく辛い仕事になります。
手がブルブルになります。耳がキーンってなります。勘弁してくださいw
簡易足場を作って最大削孔長2.5mです。それ以上は厳しくなりますし、
積算上では施工不能となっていたと思います。(ちょっと忘れた・・・)

 

主に鉄筋挿入工(ロックボルト工)・アンカー工

無足場アンカー工法(無足場式)

足場施工出来ない箇所での施工に向いている。
ワイヤーで反力を取りながらの施工方法で唯一2重管削孔が確実に施工出来る機械です。
それ以外の工法機械で2重管削孔が出来ている機械は見た事ありません。
また、バックハンマーを使用しながらインナーでダウンザホールハンマーを使えるため、
このクラスの削孔機では削孔速度がとにかく早い。

無足場アンカー工法様

 

 

その他いろいろ有るのでしょうが、今の時代で代表的な物はこんな感じです。

もっと面白い機械があればまた紹介します。

 

それではまた。


コメントを残す

PAGE TOP