公共工事の会社が儲からない3つの理由を、法面屋目線で書いてみた

皆さんこんにちは。エンタです。

「公共工事の会社、なんで儲からないんだろう?」

これ、現場で30年やってきて、常に考える事ですw

 

SNSで建設業の構造分析を読む機会があって、ようやく自分の中の違和感が言語化できました。

今日は土木屋・法面屋の目線で、儲からない構造的な3つの理由を書いてみます。

分析する側じゃなく、毎日この現実を浴びている側の話です。

クラフトバンク総研の高木氏のポストから引用して考えて見ます!

夕暮れの公共工事現場


①「数が多すぎる」は実感w

国交省「建設業許可業者数調査」(令和7年5月公表)によると、令和6年度末の建設業許可業者数は483,700業者

2024年版中小企業白書だと、建設業は約43万社、製造業は約34万社(産業別企業数)。

製造業より建設業のほうが、圧倒的に企業数が多いんですよ。

これは元請け下請け全部入っているのですが、ほとんどが下請ですね。

法面屋も例外なく多いです。

今人手不足で少ないと言われつつもまだまだ多いイメージですね。

まぁ潰れてはそれが分散して独立なので1件潰れると2~3件増えるイメージではありますwww

だからドンドンダンピングが進む?

 

最近は事業承継の話も増えました。65歳超えの社長から「うちを引き取ってくれんか」って話が、知り合いベースで普通に回ってくる。

資材高騰で詰みかけてる小さい会社からの声もチラホラ。

中の人間からすると、淘汰は「起きるかも」じゃなくて「もう始まってる」です。

が、また分裂するw

画面を見つめる中年経営者の手元と、机の上に置かれた電卓・見積書


②「独立に向かない業種」を独立した側から言うと

これ、自分が独立してる立場なので若干耳が痛いんですけど、本当にその通りなんです。

法面工事等の専門業種は特にスケールが効きにくい業種です。

 

吹付プラント、削孔機、ロックボルト機、足場資材、置場、ダンプ、4tユニック。どれも金額がデカい。

例えば吹付プラント1セットで今は、500万~1千万超、アンカー工は最低でも1千500万~8,000万(クローラー等)。

鉄筋・PC鋼材・セメント・砂の単価も、かなりの額です。

 

個人会社の1班や2班で発電機とハンマードリルだけで行ける時代は終わり、ほとんどが会社で社保入ってます。

機械無いところは基本的に大手の抱え班なので安心感はあるでしょうが、大きく儲ける事は厳しい。

機械持っていても、そのコスト分を反映出来るかが難しい所・・・

 

倍働いても手取りは半分。独立後はスケールが効かないので、こういう現実が普通に起きます。

それでも独立する人が消えないのは、「職人は独立して一人前」とか、独立すればもっと儲かる!

って昭和の価値観が、まだ業界の中で生きてるからですかねー!?

しかし法面工事や土木工事は、完全にチームスポーツです。

法面工やるにも最低でも3人は必要!

しっかり1現場こなして行くには5人は欲しいですね。

アンカー削孔1本やるにも、削孔オペ、プラント、手元、最低でも4人と機械が要る。

一人親方でできる範囲は本当に限定的。

独立=自由じゃなくて、独立=全部自分でやる、って事ですねwww

法面現場で削孔機を操作する職人と、その横でグラウト練りをする補助員、上の方で足場を組む職人


③「業界として経営学を持っていない」

ドイツには、職人(Geselle/ゲゼレ)とは別に、独立開業に必要な「マイスター(Meister)」資格があるそうです。

建設系の主要な職種はドイツ手工業法のAnlage A(規制職種)に該当していて、

原則マイスター資格が無いと自分の名前で会社を建てられない仕組み。

資格科目には経営学・会計・法令が組み込まれています。

※ドイツ手工業法(Handwerksordnung)の条文レベルまでは私自身で確認していません。制度の概要として書いています。

 

では日本の建設業許可要件はどうか。

経営業務の管理責任者として「役員等で5年以上の経験」、専任技術者として国家資格や実務経験。

要するに、年数と紙の上の登記が揃えば許可は下りる。

経営の勉強の形跡は一切要らないんです。

バカでも5年間経営者的な事やってりゃ許可もらえます!

 

私自身、サラリーマンを10年やってから独立しましたけど、独立後に「全部独学で組み立てるしかないんだ」って気付いてビックリしましたw

特に法令関係は苦労しましたねwww

私の場合は現場監督からのスタートで原価管理など一通り理解していたのでなんとか出来ましたが、職人からとなるともっと大変でしょう。

とりあえず独立したらもっと儲かる!って気持ちや、人に使われるのは嫌だと言う気持ちで、

「独立して、とりあえず安値かも分からず仕事取って、気がつけばキャッシュアウトで潰れる」が量産される。

これは個人の努力不足じゃなくて、業界としての問題では?もは思いますが、建設業に簡単にハイハイと聞く耳持つ人も少ない?w

日本の建設業許可とドイツのマイスターエンジニア


業者は多いし、独立は割に合わないし、経営は独学。

書いてて笑えてきますwww

でも、これが土木屋・法面屋のリアルなんですね。

しかし、周囲からは大きいお金を使っているのでさぞかし儲かっているでしょう!?的なイメージですが、実際はそーでもないって会社がほとんど。

とにかく建設業はお金が掛かります!

その上での利益率なんて知れていますからね。

特に外注使えば使うほど。

 

しんどい話ですが、構造を直視するところからしか前には進めない。

では儲かる為には何すれば良いのか?

って事を考えてみようと思います。

 

Hẹn gặp lại nhé.

サラリーマンと独立とどっちがいのか?

Để lại bình luận

Trang web này sử dụng Akismet để giảm thiểu thư rác. Tìm hiểu cách dữ liệu bình luận của bạn được xử lý.