法面屋の給与はこれくらいが一般的だと思われる!全てを公開!(その2)

Xin chào mọi người.

エンタです

前回の続きです。

法面屋の給与はこれくらいが一般的だと思われる!全てを公開!(その1)

今回もあくまでも職人側のお金の話です。


額面じゃない。手取りで見たらいくらか?

「月収○○万円」って言っても、それは全部あなたの懐に入る金額じゃないですよねー

毎月ガッツリ引かれます。

健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税・住民税。

全部出してみます。

前提:独身・扶養なし・愛知県・40歳未満(介護保険なし)

所得税・住民税は家族構成や各種控除で変わりますが、ここでは独身・扶養ゼロの概算値で統一しています。

控除の種類 素人
241,500円
3年目
273,000円
5年目
315,000円
10年目
378,000円
親方
420,000円
健康保険料(本人負担)協会けんぽ愛知2024年度/9.97%の半分 11,964円 13,958円 15,952円 18,943円 20,439円
厚生年金保険料(本人負担)18.3%の半分(9.15%) 21,960円 25,620円 29,280円 34,770円 37,515円
雇用保険料(本人負担)0.6%(建設業・令和6年度) 1,449円 1,638円 1,890円 2,268円 2,520円
所得税(概算・源泉徴収) 3,300円 4,800円 7,400円 12,700円 16,100円
住民税(概算・月割り)前年所得ベース/税率10%+均等割 16,000円 18,500円 21,500円 26,500円 30,000円
毎月の控除合計 約54,700円 約64,500円 約76,000円 約95,200円 約106,600円
🟢 手取り(月・概算) 約187,000円 約208,500円 約239,000円 約282,800円 約313,400円

※健康保険料は標準報酬月額に対して計算(240,000/280,000/320,000/380,000/410,000円等級)。所得税は国税庁 給与所得の源泉徴収税額表(令和6年度・甲欄・扶養0)を基に算出。住民税は社会保険料控除後の課税所得ベース・概算。(出典:全国健康保険協会 令和6年度保険料率、日本年金機構 厚生年金保険料額表、国税庁 令和6年分源泉徴収税額表)

 

素人でも毎月約5万5千円が消える。

親方になると約10万7千円が毎月消える。(会社側からすればホント腹立つんです!どれだけ高くしてもドンドン引かれる!)

「給料もらってるのになんか残らん」って感覚、この数字を見ればわかりますよねw

税金と手取り


資格があると話が変わってくる可能性

1級・2級土木施工管理技士を持っている場合、給与が変わる可能性があります。

目安として、+20,000円/月程度は期待できます。(ゼロの会社も沢山有ります)

年収に換算すると、+24万円前後です。

なぜこれだけ差が出るかというと、

施工管理技士の資格保有者が現場にいると、元請や元請の上位から見て施工管理が分かる人材(会社)がいると言う認識されます。

元請で有れば尚更重宝されます!(入札に関係します)

会社が仕事を取れるかどうかに直結する存在って事ですね。(まぁ施工会社Onlyなら要らんと言えば要らないんですけどね)

受注金額に寄っても資格がなければ現場取れないということも。

施工管理ができるとなれば、さらに+50万円前後の年収アップが見込めます。

資格による給与


立場別・年収の上限はどこか

では上を目指したらどこまで行けるのか。

エンタの肌感覚での話になりますが、こんな感じです。

立場 年収の目安(最大値)
職人親方(施工管理もできる・最大値) 800万円前後
地元大手(施工管理職) 700万円前後
中小企業(施工管理職)・一般職人のアッパー 600万円前後
1班のみの親方(一人親方・小規模) 500〜600万円

800万は相当なレアケースです。

技術・施工管理・営業・現場マネジメント、全部できて初めて届く数字。

ただ、「30年のキャリアを積んだ法面屋として到達できる上限」として、この数字は現実的に存在します。

特別な才能とかじゃなくて、積み上げた結果として。

コレは職人という仕事の、ひとつの結果だと思います。

 

よく足場鳶で年収1,000万とか言いますが、アレは大体が1人親方で年商です。

経費も含まれており、経費引くき実際の手取りとなると600~700前後かと思われます。

上記表はあくまでも会社員としての職人の年収ですのでどちらがイイか?は一目瞭然だとは思います。

職人の年収


CCUSって結局なんなの?現場の本音を言います

国は「3年以上・5年以上の中堅職人の給与を底上げしたい」という方針を掲げています。

それが建設キャリアアップシステム(CCUS)です。

この話はこのブログでも何回も書いているので良く知っていると言う方もいると思いますが、おさらいでw

 

技能者のレベルを4段階(レベル1〜4)に評価して、それに応じた賃金体系を整備しようという仕組みですね。

国交省が示している目標年収はこうなっています。

技能レベルの目安 国が示す目標年収
レベル1(白) 見習い・入職初期 約300万円
レベル2(青) 中堅技能者 約400万円
レベル3(シルバー) 職長クラス 約500万円
レベル4(ゴールド) 登録基幹技能者 約600万円以上

(出典:国土交通省 建設技能者の能力評価制度 技能レベル判定基準)

数字だけ見ると「おっ、法面屋は悪くないじゃないか」ってなりますよね♥

そーなんです!

法面屋は結構いいんですよ!!

でもですね。

ここからが現場の本音なんですが、

CCUS


CCUSはすでに形骸化していると思いますw

「形骸化」ってどういう意味かというと、仕組みはあるけど機能していない、ということです。

我々施工会社も、職人も、「コレを取ったり登録したりして、実際に何が変わったのか」が誰にもよく分かっていないという状況です。

コレ、私だけが感じていることじゃないと思うんですよね。

現場で会う業者さん・職人さん、みんなそんな感じじゃないですか?


そもそもCCUSに登録するにはお金がかかります。

費用の種類 金額 負担者
技能者登録料(初回・ネット申請) 2,500円 技能者または会社
事業者登録料(資本金500万円未満) 6,000円/年 会社
現場利用料(就業履歴記録) 10円/日・1人あたり 現場管理者側
カード再発行費用 1,200円 技能者

「たいした金額じゃないじゃないか」と思う方もいるかもしれません。

でも問題は金額そのものじゃないんです。

払ったコストに見合うリターンが、施工会社にも職人にも、ほとんど見えていない。

登録してカードを持って、就業履歴を積んで、レベルが上がったとして……

それが実際の単価交渉や賃金に反映されているのか?

私の周りを見る限り、答えは「ほぼNo」というか、NOですw

元請から「CCUSレベル3だから単価を上げます」なんて話、皆さん聞いたことありますか?w


国の理想と現実の倒産件数

国は「CCUSで職人の賃金を上げる」という理想を掲げています。

でも今、建設業はどういう状況かというと——

帝国データバンクの調査によると、2024年上半期の建設業倒産件数は957件(前年同期比+22.8%増)。

これ、過去10年でも高水準の数字です。

この数字は2025年に更新され、2026年はもっと更新すると言われております!!

賃金体系

材料費は爆上がり。

労務費は上がっている。

社会保険料の負担は増える一方。

それなのに、発注単価の上昇が追いついていない。

そういう状況で「CCUSのレベルを上げれば年収600万円」という話を聞かされても……

「その前に会社が潰れるんじゃないか?」

ってなりますよねw

正直な話で笑えない現実です。

 

CCUSの登録者数は2026年/3末時点で約180万人とされていますが、

全建設技能者は約330万人ですから、普及率はまだ4割にも届いていません。
(建設業振興基金 CCUS登録状況)

義務化しようとしても、現場が追いつかない。

現場が追いつかない理由は、メリットが見えないからです。

コレがぐるぐる回っている。

そしてココに役所の天下りがたーくさんいる訳ですか?


私の結論としては、

CCUSという「仕組み」自体は否定しません。

就業履歴が蓄積されれば、将来的に何かの評価基準になる可能性はあります。

ただ、今の状態は「登録させてお金を取っているだけで、それが賃金に直結していない」というのが現実だと思っています。

国の制度に期待しすぎず、でも記録は残しておく。(それがある現場は)

それくらいのスタンスが今は現実的なんじゃないかと思っています。

制度が追いついてきたときに「ちゃんと履歴を積んできた人間」が有利になる可能性はあるので期待せずに待ちましょうw

 


法面屋の給与は、最初はキツい。

でも、積み上げた分だけ、ちゃんと返ってくる仕事です。

制度がどうあれ、現場で稼げる人間になることが一番の正解だと思います。

CCUSのカードより、現場で「あいつは使える」と言われる方が、今の業界では圧倒的に強いのが現実ですから。

ちなみにエンタでは年俸制を取っています。

ボーナスも全て含めた形です。

 

Hẹn gặp lại nhé.

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