元請がどの様に儲かっているかを超簡単に解説

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日リアルエンタの法面管理塾の募集がどこか分からないという事で、

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元々はこの様に作っていたんですが、変更後は下です。

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閑話休題

皆さん元請がどの様にして利益を上げるかご存知ですか?

粗利

工事積算で考えて見ます。

全体の工事金の内訳は

 

直接工事費

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共通仮設費 ー
一般管理費 ーーー間接工事費
現場管理費 ー

 

大きく分けて直接工事費と間接工事費になります。

元請の場合、金額にもよりますが直接工事費×30%~50%程度間接工事費があります。

例えば1,000万の直接工事費だった場合、約500万位の間接費があるという事です。

金額が大きくなると経費率も変わります。

 

1次下請業者が元請に対して見積を直工(直接工事費)1,000万で持って言った場合、

元請は人件費(現場代理人)と多少の仮設備品を500万の中から捻出し工事を行います。

元請はこの辺を節約すればするほど儲かります。(余ったお金が利益)

※1,500万程度の現場だと元請のうま味ってたかが知れていますし、
下手すればトントンですが分かりやすく簡単に書いています。

 

1次下請業者も直工+経費までもらえれば最高ですが、それは工事内容に寄ります。

1次下請が2次下請を連れてきた際はその直工費の中でまかなう訳ですが、予算を組んで確実に赤字の時があります。

しかしながらすでに元請に対し見積を出しているのでそれを今更変更出来る訳もなく、

利益を出さなければ行けない場合がほとんどです。

施工の神様

その際にどうするか?

簡単な話なんですが、下請を叩く(請負金を下げさせる)訳です。

コレが一番簡単です。

 

大手であれば有るほどコレはどうしようもない事かもしれないです。

支店業者の場合、工事部と購買部と分かれています。

工事部が予算を組んだとて購買がダメと言えばダメですし、全国単価も結構決まっている(一番安いところが基準)会社もあります。

材料から工事単価まで全てを決めているのが購買なので、その中で工事部は予算の様な予算じゃない何かを作っているんですw

 

しかし、交渉は工事部が行うため担当監督は頭を悩ませながら下請にお願いすると言う図式になっています。

極端な話、元請が儲けるためには下請を叩くと言う図式は今も昔も変わっていません。

 

それともう2つ方法があります。

それは設計変更です!

自社に有利な工法や材料メリットのある工法に変更することによって儲かる幅が変わります。

※材料メリットとは定価に対し、納入価格差のある材料の事です。

 

最後の1つは早く施工する事です。

コレが一番健全に儲かるのかも知れないですねw(と言っても下請はあまり余裕ない)

 

1,下請の請負金額を下げる

2,設計変更する

3,早く終わらせる

 

だいたいコレで集約出来ていると思います。

皆さんはどの様に思われますか?

 

パッとみは凄く嫌な感じのする文字がありますが、そう言う構造の職種です。

役所が元請に仕事を出す。

元請が下請に仕事を出す。

下請が社員を使って仕事をする。

社員に給料が渡る。

 

どこの部分にも十分にお金が回る仕組みにはなっているんです。

そのお金(請負金)が安すぎても高すぎても指摘されます。

そう言った仕組みです。基本はw

 

コレがザックリとした建設業元請のお金の儲け方です。

細かい所は割愛w

 

しかし、今後はこの様な事も出来無くなる可能性が高いですよね?

それはまた明日にでも

 

それではまた。

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