グラウンドアンカー工

グラウンドアンカー工の頭部処理について

皆さんこんにちは。

エンタです。

本日は少し遠出をしまして、山梨に来ております。

久々の山梨です。

昔、山梨県大月市で大口径のオールケーシング工法(ベノト杭)をやってた事を思い出します。

あの頃、新潟県の中越沖地震の緊急現場に8ヶ月ほど缶詰になり、へんな自信が付いたんです。

昼間にアンカー工の施工管理を行いながら、横でモルタル吹付の管理やりながら上で法枠管理。

夕方から深夜までにモルタル吹付面にロックボルトの管理を行うというハナレワザでしたねw

こう言うのを俗にブラック企業というのでしょうが、あの時は周りの方々も同じ条件で必死でした。

とにかく孤立した道を開通させる方々と、崩れたのり面を再度崩壊させない様にする方、土工事の方々。

みんなが一緒になって仕事してましたね。笑

緊急工事が終わって行ったのが初めての山梨県でした。

そこでのんびりベノト杭で、初めての県でよく覚えています。

私の山梨のイメージはのんびりです。笑

で、とりあえずビックリした事は巨摩郡!キョマ?ぐん?

スゲー名前だな!!って

でも、あのバリバリ伝説の主人公の名前と同じです。笑

めっちゃ懐かしいですねwww


閑話休題

 

頭部処理のキモ

先日のグラウンドアンカー施工士認定証更新講習の後半で頭部処理のやり方で

これだけはしっかりやって下さいと言う事がありました。

これは私も勉強不足でした。

アンカーヘッド裏に止水材や膨張剤、発泡ゴム発泡ウレタンなどの防錆剤としての役割のモノを入れます。

ヘッドキャップに防錆油を入れました。

キャップ閉めました。

ではダメなんです!

何がダメかというと、防錆油がアンカーヘッドやクサビ、PC鋼線に馴染まないそうです。

馴染まないという事は数年後に錆びてしまうと言う事なので非常に危ないわけです。

で、矢印の所にしっかりと塗ってやる必要があるそうです。

最悪の場合でヘッドキャップに防錆油が入っていなくても、ヘッドだけベタベタと塗ってあればアンカーヘッドは錆びていないそうです。
(実際はキャップ内にもしっかり入れて下さいね。)

ほんのちょっとした気づかいが永続的に機能させるコツなんですね。

頭部処理においてゼッタイにやっては行けない事

これは私もビックリした事ですが、

アンカーを緊張定着後にその日に頭部処理を行わず、

最後にまとめて頭部処理を行う業者がいるんです。

これだけはやっては行けない事です。

頭部処理は緊張を行った当日に行う事が大前提です。

と言うのも数時間で確実に錆びます。

アンカーヘッド等の材料は俗に生材という言い方をするのですが、鉄を切り出してそのままの状態です。

酸素でスグに酸化が始まります。

もしも、時間がなくどうしても後日になる場合は、グリースを塗って帰れば大丈夫です。

ただし、雨が入る場合がある時にはシートやテープで巻く必要があります。

それ位アンカーヘッドの防錆は大事だという事です。

こう言うのは完全にダメです。

こうなったら一度ワイヤーブラシで磨く必要があります。

が、すでに手遅れでこの上から防錆油を入れてもサビの進行は止められないです。

十分気をつけて下さい。

 

それではまた。


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