皆さんこんにちは。
エンタです。
今日は足場工の計上に付いてです。
よく法面の上部にグラウンドアンカー工や鉄筋挿入工が設置してあった場合に足場が必要ですよね。
例えば下記の様な位置にグラウンドアンカー工or鉄筋挿入工があったとします。
その時の足場の計上の仕方ですね。
アンカーに必要な足場はどの位必要か?と言う事です。
非常に高い位置での足場は非常に大変ですが、それを足場で組んでいきます。
打設するだけの足場はこの様になります。
が、実際はこの様な足場は組めません。
と言うのも、空中に浮いてますよね。
コレは作る事が出来ません。
駄目な例を書いておきます。
こう言う設計で計上されている場合があります。
コレも無理なんです。
上の荷重がこの真っ直ぐに降りた足に荷重が全て掛かります。
コレだと足元から崩壊する可能性も高く非常に危険です。
特に高ければ高いほど厳しくなります。
また、足場上に削孔機などの上載荷重があるのでなおさらです。
クレーンが入らない場合でも下から上に順番に手作業で材料を上げて行く必要があるので
真っ直だと上げて行くってかなり厳しいですね。
一般的にはこの様になります。
下から順番に組んで行き、山側にチカラをもたれさせています。
こうしないと足場自体が倒壊する危険が出てきます。
設計数量を減らそうとするあまり、とてつもなく少ない足場設計が組まれる場合があります。
しかし、それだと現場は施工出来ません。
この様に下からの積上げ足場が必要です。
上部で安全に施工するための仮設工事ですが、しっかり組まないと安全が担保されません。
安全を担保した上での施工ですからしっかり計画していきましょう!
それではまた。