皆さんこんにちは。
エンタです。
今回最終の現場条件Ⅲです!
前回までのを見ていない方はこちら
鉄筋挿入工の市場単価における現場条件の適応とは(現場条件Ⅰ)
鉄筋挿入工の市場単価における現場条件の適応とは(現場条件Ⅱ)
現場条件Ⅲとはまさに手堀です!
土木工事市場単価の表は下記の通りです。
足場の種類 | 法面垂直高 | 削孔長 | 削孔径 |
ロープ足場 | 40m以下 | 1m≦L≦2m | 42㎜≦φ≦50㎜ |
現場条件Ⅰ・現場条件Ⅱが適用出来ず、削孔機が入らない、クレーンが入らないって所がⅢになります。
しかも基本は手堀だけれどもシングル削孔が基本です。
ココで注目するべきは削孔長が2mまで、削孔径が最大φ50です。
実際これ以上削孔径が大きいと削岩機押せないですしかなり大変になります。
基本的な削孔方法としては削孔ロッドを500㎜→1000㎜→1500㎜→2000㎜とロッドを替えながら削孔します。
人によっては1m刻みで削孔する方もいます。
出来る限り削孔径は小さい方がイイです。
出来れば自穿孔削孔が良いですよねw
シングル削孔で手堀ってホント大変なんです。
これを自穿孔削孔で削孔出来るのであればかなり施工性は上がりますが、施工会社によっては施工品質は下がるようにも思います。
自穿孔削孔は出来る限りしっかり施工を把握している会社がオススメです。(注入不足やグラウトの付着不足)
今回で鉄筋挿入工市場単価における現場条件Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの説明は終わりになります。
しかし、現場条件が合わない場合が多々有ります。
例えば今回よく書いた孔壁が自立しないって場合は二重管削孔になるわけです。
その時の積算方法や工法検討は「一般社団法人 全国特定法面保護協会 ロックボルト工 積算例(参考)」等の資料を見て頂ければ幸いです。(だいたい書いて有ると思われますw)
または、どうもよくわからんという方は私の方にメール頂ければ判断させて頂きます。
それではまた。