鉄筋挿入工の段取り

皆さんこんにちは。

エンタです。

 

以前、アメブロで書いた記事です。

私も忘れていく方なので、書く様に、残す様にしていますw

 

結構、好評でしたので、鉄筋挿入工の段取りです。


閑話休題

 

受注

(地山補強土工法設計・施工マニュアル の書籍を購入)


設計書と図面を確認
(グラウト・セメントミルクの配合計画や施工計画作成)

材料の発注
(鉄筋・セメント)

(クリップスペーサーはこちら)

現地確認、削孔位置確認(孔番確認)
(図面データと現地確認)

マーキング必要な場合は、千鳥配置かそうではないか確認

法枠からの場合でもそうだが、打設しやすい様に配置するのも

監督の仕事です。

足場が必要な場合は足場工乗込(足場幅の確認)

アンカー足場での設計なら4.5m幅。それ以外なら2.0m幅

足場組立位置の確認

(削孔角度で打設位置から垂直高さが足場の始まり)

(アンカー削孔時の地盤高さの理想)

足場完了時期を予想し、

削孔機搬入の段取りとクレーンの段取り

足場完成

(最上段の足場延長、左右断面出来形・各段測定と写真)


鉄筋挿入工班乗込


鉄筋材料検尺と入荷立会(材料検収)

(鉄筋長・鉄筋径)

削孔開始

(角度、削孔長を図面で確認)

(デジタルスラント・検尺棒)

セメントミルクの配合立会

(供試体、フロー値、ネクスコは温度、マッドバランス、ブリーディング、塩分)

(フローコーンなど)

削孔状況、挿入状況、注入状況、加圧状況写真は事前に撮影頻度を決める。

(全部撮っておけばまず安心ですが、必要はない)

出来形に関しては全本数写真撮影していますが、状況は10本に1箇所程度

削孔長、削孔角度、削孔開度、配置誤差などの出来形立会
(1日の削孔m数で削孔完了時期を予想する)

配置誤差(ボルトスケール)

予想した日にち当りにジャッキの予約を入れておく。

ユニットジャッキなど

FSC藤原産業株式会社など

足場の各段出来形は段下げ完成時に毎回測定と撮影

緊張定着における試験計画書を作成、提出(削孔中に作成)

(設計計算書のTd=設計荷重を確認)

計画書はコチラ

確認試験

(設計計算書と設計図面等を確認)(ノギス等の測定機器を段取り)

FSC藤原産業株式会社など

確認試験の立会

緊張足場の解体(有る場合)(削孔機搬出の段取り、トラックの手配)

頭部処理(写真は1現場に数箇所程度でOK)

(間詰めの写真が必要)

現場片付け

撤収

書類整理

1,写真整理

2,出来形管理

3,品質管理

4,管理箇所位置図作成

 

 

 

※削孔方法はどの様な形でもそれ程段取りは変わりません。

臨機応変に安全で、施工しやすい方法でかつ基準を満たす方法を

見つけて下さい。

 

また、ロックボルトには法面施工業者の協力が必要です。

ロックボルトはどうしても最後の施工になります。

その為、打設配置の事も考えて法枠の設置をした方が、

最終的に手間も掛からず、工期を抑える事が出来ます。

 

 

それではまた。

  • B!

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