鉄筋挿入工の市場単価における現場条件の適応とは(現場条件Ⅱ)

皆さんこんにちは。

エンタです。

今日は先日の続きです。

鉄筋挿入工の市場単価における現場条件の適応とは(現場条件Ⅰ)

先日の現場条件Ⅰを見ていない方は↑をご覧ください。

さて今回は現場条件Ⅱと言うことで、まず現場条件Ⅱとは何ぞや?

先日の現場条件Ⅰには当てはまらない現場が、現場条件Ⅱになります。

クレーン等が設置出来無い現場なので足場施工になります。

足場施工でシングル削孔で削孔径がφ65となります。

土木工事市場単価の表はご覧の通り

足場の種類 法面垂直高 削孔長 削孔径
仮設足場(単管・土足場) 40m以下 1m≦L≦5m 42㎜≦φ≦65㎜

こう言った場合の現場は軽量削孔機(上記写真のインバーターチゼル等)で足場幅が2m程度になり、軽量削孔機とはだいたい300kg程度の削孔機をよく言われます。

しかし、最近では設計2.0m程度の足場でもスプリングドリルを使用して削孔する事が多いですね。

削孔角度をしっかり計算し足場の高さを出し組立すればスプリングドリルで削孔出来ます。(軽量削孔機よりもスプリングドリル(500kg)は大きいので取り回しが大変)

イヤイヤ、そんな狭い場所で削孔機は入らないでしょ!?って思われますよね?

だいたいは入れる事が可能です。90%位は・・・80%位は確実に入ります!

私の経験的に絶対無理!!!って現場は幾度となくあったのですが、結果なんとか機械入れて削孔し完了していますw

この辺は施工業者のアイディアと根気と経験ですね。

 

現場条件Ⅱを分かって頂けましたか?

選択、適応に関してはそれ程難しくは無いと思いますが、結局問題点は削孔時における孔壁の自立になる事は間違いないです。

この場合、スプリングドリル等であればすぐに2重管削孔に切り替えられる利点があり、また変更もしやすいです。(削孔の事は先日の現場条件Ⅰをご確認ください。)

ただし、仮設足場の足場幅は変更しにくい可能性があるので気を付けて下さい。

そもそも発注段階で任意仮設になっていると思うので役所はそこにお金を掛けたくないと言う事です。

設計以上は見ませんよ!?って事を暗に言っているんです。

積算方法が現場条件Ⅱから積上げ積算(アンカー工2重管削孔)に変わるだけが多いかと思われます。

 

それではまた。

  • B!

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