皆さんこんにちは。
エンタです。
法面工において、目地(エラスタイト)を設置する際にラス網は切りますか?
と言う問いがあったのでお答えします。
AIに目地の事を聞いて見ました。
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Q:コンクリートの目地は土木ではどの様な役割がありますか?
土木でのコンクリート目地の役割は、以下の通りです:
- 収縮・膨張によるひび割れ防止:温度変化や乾燥によるコンクリートの収縮・膨張を吸収し、ランダムなひび割れを防ぐ。
- 構造物の変位や沈下の吸収:地盤沈下や構造物の動きによる応力を目地で吸収し、構造体に悪影響を与えないようにする。
- 施工継ぎ目の確保:広い範囲のコンクリート打設が難しい場合、施工を分割して行う際の継ぎ目として機能する。
- 地震や振動への対応:地震や交通振動など外部からの力を吸収し、コンクリート構造にかかる負荷を緩和する。
- 水密性の確保:コンクリート構造物内への水や湿気の侵入を防ぎ、耐久性を向上させるための防水目地として機能する。
- 維持管理のしやすさ:定期的なメンテナンスや補修を目地部で行うことで、構造全体の寿命を延ばす。
これらは土木工事におけるコンクリート構造物の安全性・耐久性を確保するために重要な要素です。
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と言う事ですが、
法面の場合厚さが無いので私はクラックを誘導する、ひび割れを防ぐ事は無理だと思っています。
しかも、厚みがコンクリート構造物と違って場所によって厚かったり薄かったりします。(薄いところが設計厚さ)
法面のデコボコはトンデモナイですからね~
で、ですね。
ラスを切るか切らないか?
って事だけで言ったら、切った方がイイです。
ただし、法面のラス張りの意味として全体の連続性という観点から言うと、
連続性が目地の部分で無くなると言う事です。
コレはどちらを取るのか?って思うと難し所ですが、基本的に切らないと良い言い訳が思いつきません。
しかし、特性としてラス金網って強度のあるモノとしての扱いは一切ありません。
吹付時のモルタルの馴染みをよくする為にある様なもんです。
だから切らずにそのまま施工しても良いとも思うんです。
私の気持ち的には連続性を保持出来るのであればその方が良いとは思いますが、皆さんはどの様に思われますか?
切っても切らなくても結果はそう変わりませんよね?
しかし、検査で言われたり立会で言われたら・・・
まぁ部分的に内部応力が掛かった場合その部分だけ崩壊するとは思いますが、
どちらにせよモルタル吹付工に抑止効果は無いので全体がダメになる事考えれば、
切らなくてもいい?
切った方がいい?
それではまた。