法面工全般 品質管理

モルタルにクラックはなぜ入る?(その3)

皆さんこんにちは。

エンタです。

会社内は機械だらけでトンデモナイ事に・・・

片付けと整備に時間が掛かりそうです・・・

袖は振れない


閑話休題

今回もクラックシリーズです。

 

前回までは、

1,気温が非常に暑い時間帯に吹付

2,岩部と土砂部の岩線がしっかり出ていた。

3,オーバーハング(岩壁の傾斜が頭上にヒサシ状に覆い被さっている部分。)

4,吹付ロスがかんだ。

5,プラスチック製のスペーサー。

6,吹付中に山が滑ってきた。

7,夜中気温が0度近くなる(または氷点下)。

8,砂が悪い。

3,オーバーハング(岩壁の傾斜が頭上にヒサシ状に覆い被さっている部分。)

崖 オーバーハング

この様な状況は結構あると思いますが、基本的な考え方として「不安定な部分は排除する。

コレを念頭に置けばまずオーバーハングを直角まで削ります。

そうする事でほぼクラックは防げると思います。

出来れば多少の勾配が付いていればもっと良いでしょう。

 

オーバーハングでのクラックはどちらかというとタレクラックが多いと思います。

吹付後にコンクリートの重みで下方向に引っ張られる様な状態で、

クラックが入り最悪は厚み不足(マイナス規格も有りますが)になります。

この状態はまず法面清掃で十分に対策・回避できる事項ですので、基本に沿っていれば大丈夫かと思います。

 

どうしても無理な場合は、ラス網を厚みの分だけ垂らして3枚ほど重ね張り、

吹きつけする事でタレを防ぎ厚みを確保する事も可能です、がお勧めは致しませんw

法枠の補修網を使用する事も可能ですが、それもやはり頭に重りを付けるようなモノですからオススメ出来ません。

出来るだけ削ってくださいw

オーバーハングは無くすが基本

 

それではまた。

 

モルタルにクラックはなぜ入る?(その1)

モルタルにクラックはなぜ入る?(その2)

PCスペーサーを使って見た。

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