皆さんこんにちは。
エンタです。
先日の「K&iウェブアカデミー」においてのアンケートで
「グラウンドアンカーの定着部の確認方法(スライム以外)」
と言う意見を頂きました。
今回はコレについて書いてみようと思います。
結論:定着部は確認出来ません!
と言う事です。
コレはあくまでも施工ではと言う事になります。
断面で見た場合のグラウンドアンカーの定着部です。
上記の様な土質で黒い部分に定着を設定するとします。
ココの土質を採取するには調査ボーリングの方法でしか採取出来ません。
例えば、このロータリー式ボーリングマシーンをグランドアンカーと同じ削孔角度でサンプリングすれば定着部を確認出来ます。
それ以外では基本的には出来ません。
ただし、水平方向であればロータリーパーカッションでも採取が可能です。
が、コレはあくまでも水平くらいが限界の様に思われます。(下方向には山の状態によってかなりコツが必要)
なので、基本的には定着部の状態は確認出来ません。
スライムは全く持てアテにならないので信用してはいけません。
土質柱状図を見て、似たような色は確認出来る、程度の資料です。
削孔機の油圧でわかる?
と言いますが、あれも嘘ですねw
嘘というかオペが何本か削孔してると、明らかに○○mから硬くなるって言うのは感覚的にはわかります。
しかし、それってあくまでも人の感覚なのであまりアテになりません。
事実ではあるんですけど。
油圧も少しずつ調整しつつ触っているので一定ではありません。
小さい玉石1つで削孔の雰囲気変わりますし。
今後は、大手が削孔機の自動化を行っていくのでその時のデータが今後に生きていくとは思います。
今はまだ何も見えない状態かと思います。
あくまでも我々は設計の柱状図を元に設計し、削孔するだけですね。
それではまた。
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