のり面工での伸縮目地の考え方

皆さんこんにちは。

エンタです。

先日から友人達とちょっとした旅行?に行ってきました。

と言っても三重県の志摩周辺ですので私は日常でしたw

誘われて行ったのですが、我々のり面屋は大概いろいろな所に行っているので、

それ程観光には感動がありません。

しかし、気の合う仲間とわいわい酒飲んで大笑い出来るって最高です。

よく笑いました。

ストレス一気に解消です!!


閑話休題

伸縮目地の考え方

伸縮目地のエラス等を入れる時って少しでも考えませんか?

入れて良いか?悪いか??

グランドアンカー等の併用工法であれば、

のり枠に目地を入れ縁切りしたりするのは構造計算上よくある事です。

しかしながら、グランドアンカー併用でない場合はまず目地材を入れることは少ないと思われます。

と言うことで、伸縮目地材とは何かをまず考えてみると。

まぁググってみると

「コンクリート構造物において、温度伸縮や外荷重による変形の差異に基づく

過度のひびわれを防止するため、一定区画ごとに設けられる変形を吸収する目地。」

と書いてありました。

熱で膨張したコンクリートの逃げ場と言うことですね(ザックリ)

熱膨張を踏まえた上で考えると吹付法枠にはあった方が良いと思います。

ですが、吹付法枠工は連続性を持たせ全体を覆うことで崩壊を防いでいます。

私の師匠曰く

「法枠をバンド(ズボンのベルトの様な解釈)と思えば、

山をしめる時にそのバンドに目地が入っていたらバンドの役目はしないやろ!

(要は締め付けられなくてずれ落ちるの意味)」

と言うことで法面全体を法枠のみで支持するのであれば、その法枠に目地が入ってはマズい場合がある。

連続性を持たせてこそ法枠です。

設計で入っている場合もありますので、そこは役所と協議で決めて下さい。

 

次に、吹付工(モルタル・コンクリート)についての目地ですが、これも実際は微妙な感じなのですが、

現在10cm以上であれば目地を10m置きに設置するとかになっています。(市町村の共通仕様書による)

平滑な面に関しては有効でもやはり凹凸の激しい法面に関しては施工してもいいが、

効果は微妙と言う認識を私はしています。

10cm以上で有れば多少は有効でしょうが、吹付基面・吹付表面はデコボコしていますので、

その伸縮目地にクラックが集まる前に水抜きパイプの部分や薄い部分などに集まっているような気がします。(あくまで経験論)

目地については文献や資料はほとんど無いのが現状です。

ですが、目地についてはある程度経験値的な理由で設計に入っている事の方が多いと思われます。

法枠の設計をあまりやらないコンサルであれば、コンクリート構造物と同じような考えで入れてきますし、

場合によっては法枠の縦断面半分の位置に図面に載っていることがあります。

(F300の法枠なら150mmの位置に目地が書かれてるw)ありえない事もしばしばです。

目地を入れる基準の参考

工法 規格 判断
グラウンドアンカー工併用法枠工 入れる場合が多い
ロックボルト工併用法枠工 入れない
法枠工のみ 入れない
凹凸の激しい吹付工 10cmより薄い 入れない場合が多い
平滑なのり面の吹付工 10cmより薄い 入れる事がある
凹凸の激しい吹付工 10cmより厚い 入れる場合が多い
平滑なのり面の吹付工 10cmより厚い 入れる事がある

基本的には設計書、設計図面に書かれていることが全てなので、あえて外したり追加したりする事も

ないと思います。が、施工管理の技術者として役所や元請けに「コレはどうしますか?」

って位の心配りも必要です。「書いてないからやらない」では無く、

書いてないけどどうしますか?が技術や施工の幅を広げるのだろうと思います。

 

それではまた。

※伸縮目地の基準は私の個人的経験値による見解です。保証するものでは有りません。

  • B!

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