ロックボルト工

鉄筋挿入工の打設位置に困ったら横方向の延長で考える

皆さんこんにちは

エンタです。

鉄筋挿入工の基本的な考え方って知っていますか?

よくここは打設するけど、ここは打設しないってありますよね?

 

監督が把握していれば特に問題ないのですが、これはどうする?って場合が多々あったり、

役所に確認しないと何とも言えないって場合もありますよね。

そんな時はどうするのか?

って事です。

 

鉄筋挿入工の場合の基本的考え方は検討断面(標準横断)に何本設置してあるか?

です!

鉄筋挿入工

例えば、標準横断図に鉄筋挿入工が5本配置してあったとします。

だいたいですが、法肩から0.5m~1.0m程度下げた位置が始まりです。

グリーンパネルなどの受圧板などがある場合1.5m程度から始まり、ピッチ(間隔)は1.0m~4.0m程度まで様々です。

 

5本設置してあり1.5mピッチで 法長は約7mくらいです。

1.5mピッチ×4本+1本(外)+上下1.0m=7.0m

 

この7.0mに5本が基本てことになります。

しかし7.0mを超える部分があり、かつ6本打つ事が出来る箇所があった場合6本目を打ちます。

なぜかというと6本目を打つ事が可能であれば打たないと不安定になってしまうわけです。

 

そして逆に足らない山であれば、少なくすればいいって事になります。

ロックボルト位置出し

そして、設計者によっては外周も打つって場合もありますので、それは設計に合わせてください。

 

結構難しいのが、マゴの部分です。

縦は設計断面で本数決まっています。

マゴは横延長÷1.5mで打つか打たないかを決めてください。(上の例のピッチで行った場合)

例えば延長が20mだった場合20÷1.5m=13.3本+1本(外)で14本になります。

横だけで考えれば、どこかにマゴがあった場合そこに入れるか入れないかは横延長でも判断できます。

縦だけで管理するのも良いと思いますが、迷って入れる?入れない?を考えた場合は横延長で考えてみてください。

 

その展開図、打設位置図で協議書出して良ければOKって事です。

特に横方向に関して特に決まりはありませんのでツジツマさえ合えば大体通ります。

 

後は、打設する位置をしっかり把握し、法枠にボイド入れる箇所や打設位置のマーキングを図面と合わせて下さい。

 

それではまた


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