資材が止まり、給料が下がり、人が壊れていく。今の建設業界の現実

皆さんこんにちは。

エンタです。

今、建設業者はドンドン窮地に追い込まれています。

資材が止まる。単価が上がらない。会社の資金がツラくなる。

こうなってくると、次に必ず起きることがあります。

夜の建設現場


建設業者が今、どんどん窮地に追い込まれている

この度の戦争の影響で、様々な資材がドンドン止まり始めています。

シンナーをキッカケに資材の連鎖が崩れ始めた。

シンナーの原料は石油系の溶剤(トルエン・キシレン等)。

前回ナフサの話しで書いたと思います。

戦争の影響でイロイロな原料調達が難しくなっています。

 

大手のTOTOなどのシンク・トイレ製品が供給されににくい状態に。

各大手メーカーが出荷調整、出荷停止に。。。

塩ビ(PVC)の出荷制限も始まっています。

現場に塩ビが入らなければ話になりません。

土木屋でも法面屋でも、塩ビ超大事ですよね?

現場が止まるのも時間の問題かもしれません。

塩ビ出荷制限


単価スライドできなければ一気に倒産

資材が上がる。

でも受注単価が上がらない。(民間は爆上がりで公共はスーンって感じ)

これが今の建設業者が直面している現実です。

すでに請けている仕事はこなさないと行けないが、材料価格が見積を越えて行く!

こうなると会社の資金繰りがみるみる厳しくなる。

キャッシュが細ってくると、次に起きることは決まっています。

頭を抱えた経営者


次に起きるのが「犯罪」

これ、理由は明白です。

資金繰りが苦しくなる → 給料を下げざるを得ない → 社員の手取りが減る。

そうなると、何が起きるか。

減ったお金を埋めようとして、一線を越える人間が出てきます。

 

建設現場を思い浮かべてください。現場にはお金になるものが溢れています。

新品の鉄筋、金属スクラップ、工具、銅線、エンジン付きの機械。

こういったものを黙って持ち出して転売する。

現場でのこういった窃盗→転売→逮捕、というパターンは実際に年間を通じて発生しています。

警察庁犯罪統計でも、経済状況の悪化と窃盗犯の増加には相関がある傾向が見られます。

世の中が異常な状態になると、人は異常になる。

社員も経営者も同じです!

 

これは心理学的にも証明されていて、「割れ窓理論」(Broken Windows Theory)や「状況的犯罪予防」の観点からも、

環境の劣化・経済的ストレスが犯罪行為のトリガーになるそうです

夜の建設現場


困った時こそ、キツい選択をする

どちらも自己防衛の気持ちから来ているのはわかります。

でも、やってはいけないことなのはわかりきっている。

窃盗して転売する。

それは「安易な選択」に見えて、その後の人生を全部失う選択です。

前科がつく。(平気な人も一定数いるが)

業界にいられなくなる。

家族を失う。

信用を失う。

 

では「キツい選択」って何か。

給料が下がったなら、スキルを上げる。

資格を取る。

経費を削る努力をする。

法面屋なら、現場が減った時こそ技術を磨いて差別化する。

今すぐ楽になる方法じゃない。しんどい。でもこっちが正解。

「困った時にどう動くか」が、その人のマインドセットをそのまま表しています。

安易な選択はその後の自分を失ってしまいます。

選択


自分がどんなマインドセットを持っているか、困った時の行動に全部出ます。

私の過去の経験から言えることは、

「異常な状態に慣れた人間は、異常な選択を普通にする」ということ。

そして「正常な人間が異常な状況に長く置かれると、判断がズレていく」ということ。

 

だからこそ、今の建設業界の状況を見ながら、自分の周りの人間と環境を、経営者は特に注意して見ておく必要があります。

キツい時こそ、キツい選択を。

キツい時こそ、キツい判断を。

 

それではまた。

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