Kamusta kayong lahat.
Ito si Enta.
七月も後半に入って、日中の現場はもう暑くてかないませんね^^
コンクリートも人間と同じで、この時期は放っておくと水がどんどん抜けていきます。

Ngunit hindi iyon ang punto.
今回は「なぜコンクリートに散水した方がいいのか」という話です。
吹付法枠や吹付工の養生で、よく散水しますよね。
ベテランの方には言うまでもない話ですが、「なぜ散水すると強度が出るのか」を、あえて理屈から書いてみます。
今回は現場初心者・職人さん向けなので、ベテランの方は読み飛ばして下さいw
そもそもコンクリートは「水で固まる」
まず一番の勘違いポイントからいきます。
コンクリートやモルタルは、「乾いて固まる」んじゃありませんw
セメントと水が化学反応して固まります。
この反応を水和反応(すいわはんのう)と言います。
セメントに水が触れると、時間をかけて硬い結晶を作りながら、少しずつ固まっていくイメージです。
粘土が乾いて固くなるのとは、まったく別物なんですね。
ここが理解出来ると、次の話が全部わかりますw
つまり、固まっている途中で水が足りなくなると、反応が止まってしまう。
反応が止まれば、そこから先の強度は伸びません。
だから水和反応が最後まで進むように、水を切らさないでやる作業が必要になります。
これが養生(ようじょう)であり、その一つが散水というわけです。

吹付・打設のあと、水は一気に逃げていく
問題は、打設(吹付)が終わった直後です。
表面が硬化し始めると、内側の水分が表面からどんどん蒸発して逃げていきます。
特に、今みたいな夏場や、風の強い日は要注意です。
法面は真上を向いていない斜めの面なので、日も風もよく当たります。
太陽の熱もイイ感じに受けます。
しかも吹付の場合、薄く広く面で仕上げるので、表面積が大きく、なおさら乾きやすい。
法枠もコンクリート構造物としては薄いんです。
表面の水が逃げると、その部分の水和反応がそこでストップします。
すると、表面がスカスカになったり、乾燥収縮によるひび割れが出たりします。(ほとんどはクラックで現れますよね。)
散水は、この「水切れ」を防いで、本来出るはずの強度をきちんと出すための作業です。
散水すれば魔法のように強度が上がる、というより、散水しないと本来の強度が出いくい、と考える方が正しいかもです。
だからベテランほど、しつこいくらい水を掛けろ掛けろと言うんですw(クラック防止にも)
まぁ山が崩壊しない程度にwww

散水はいつ始める?夏と冬でタイミングが変わる
「じゃあ何時間後にやればいいの?」という話になりますよね。
ここは正確に書きます。
コンクリート標準示方書では、「打設後○時間」という固定の時間ではなく、「表面を荒らさない程度に硬化したら散水などで湿潤に保つ」とされています。
理由はシンプルで、早すぎても遅すぎてもダメだからです。
早すぎると、まだ柔らかい表面が水で荒れてしまう。
遅すぎると、先に乾いてしまって手遅れになる。
だから固定の時間ではなく、表面の硬さを見て判断する、というのが基本になります。
夏は、気温が高いので硬化も蒸発も早いです。
表面の硬化を確認したら早めに散水へ移り、それまでの間は日覆いやシートで乾燥を防いでおく、という流れになります。
急激に乾燥させない事が大事ですね。
実際夏場であれば、3時間もすれば硬化しますが、あまり早すぎる散水はエフロレッセンス(カルシウム)が出る可能性があるので、後日からが良いと思います。
冬は逆に硬化がゆっくりなので、散水を始めるタイミングも後ろにずれます。
ただし、これは凍らない地域の話です。
ちなみに、水を保つべき期間の目安として、コンクリート標準示方書には養生期間の表があります。
普通ポルトランドセメントの場合、日平均気温15℃以上で5日、10℃以上で7日、5℃以上で9日が標準とされています。
早強セメントならもっと短く、混合セメントB種ならもっと長くなります。
まぁ冬は放置でも問題ないですけどね。

散水以外の養生方法と、凍害地域は逆に「保温」
養生は散水だけではありません。
水を「補う」やり方と、水を「逃さない」やり方があります。
補うのが散水や噴霧。
逃さないのが、養生マットや水密シートで覆う方法、湿らせたマットで覆う湿布、それから膜養生剤や浸透性の養生剤を塗って蒸発を防ぐ方法です。
現場の状況に合わせて、これらを組み合わせます。
そして一番気を付けてほしいのが、冬の凍害地域です。
寒い地域で散水すると、まいた水が凍ってしまうことがあります。
硬化の初期に水が凍ると、体積がふくらんでコンクリートを内側から傷めます。

これを初期凍害と言って、一度受けると耐久性はもう戻らないとされています。
つまり凍害地域では、散水はかえって逆効果になりかねない。
なので凍害地域は、散水ではなく保温・断熱・給熱へ切り替えます。
保温シートで覆ったり、ジェットヒーターで温めたりして、コンクリートの温度を下げないようにするわけです。
日平均気温が4℃を下回るような時期は寒中コンクリートの扱いになり、コンクリート温度を一定以上に保つ管理が必要とされています。
同じ「冬」でも、凍らない地域は散水を後ろにずらすだけ、凍る地域は保温に切り替える、と覚えて置いて下さい。
吹付後から最低でも5時間~はしっかり養生です!
散水って、けっこう面倒くさい作業ですよねw
暑い日に何回も水をまくのは、正直しんどい。(現場にスプリンクラー的なモノがあれば・・・)
でも、水和反応の話が分かると、あの一手間が「本来の強度を出すための作業」だって腑に落ちると思います。
理屈が分かってやる散水と、言われたからやる散水は、品質の状態が違ってきます。
こう言うちょっとした事が品質管理とだと思います。
私自身も昔は「言われたからやる」側でしたw
地味な一手間を、意味を分かってコツコツやる。
ちょっとした事ですが、こう言う事がいい仕事につながるんだと思います。
Magkita tayo mamaya.
Pagdating sa konstruksyon tuwing taglamig, walang tatalo sa mainit na whisky, hindi ba!?



