皆さんこんにちは。
エンタです。
前回の法面工の問題2の答えです。
問題は30本のアンカーと逆巻施工
と言う事で、何に何日掛かるかを順番に出します。
1段目掘削:3日
削孔:1段/10本÷2本/1日=5日/段
削孔最終日から3日後に緊張が始まります。
緊張完了後
2段目掘削:3日
と言う風に1段目が出るとだいたい分かると思います。
ザッと出すと39日で施工完了ですが、ココに施工ロスを入れて行きます。
1段施工に対し1日プラスなので3日はロスがありますよね。
と言う事は42日が正解かなーってイメージです。
コレは人によって経験値による個人差があるので100%正解とは言えません。
現場条件などもイロイロと変わったり気象条件もありますからね。
この位が目安って位に思って下さい。
そして、施工日数圧縮のPointは早強セメントを使用すると言う事です。
通常のグラウンドアンカー工においての積算上のセメントは普通セメントです。
普通セメントの場合だと設計基準強度まで達するのに早くても2週間前後かかります。(地中はよっぽど条件一緒です)
それを早強セメントを使用する事で早期強度発現を望めます。
それがだいたい3日です。
3日で23KN以上出るので緊張工が施工出来るわけです。
もしも、仮にココで所定の設計強度が確保出来なかった場合、7日強度で確認して見て下さい。
それでも強度が出ないなら、養生方法が悪いか、最悪配合が悪いかと言う結論になります。。。
実際の地中は温度も保たれており、適度な湿潤状態なので強度発現は供試体よりも早いと思われます。
また、基本は普通セメント4週強度で23KN以上です。
3日で強度出る、7日で強度出ると言うのは早強セメントでの経験的考えです。
そのため、必ずという事ではありません。
それではまた。