皆さんこんにちは
エンタです。
この記事は昨年の夏からのシリーズで、最後のその6を忘れていましたw
1,2,3,4,5,と有りますが、忘れていた内容に書きかけの6を足しました!
ちょっと勢いが無くなって、???って感じが否めません。
夏が、1年後の冬に書かれてって思うと一般の方もヤキモキ??
って感じですかね~
まぁその辺はユルいのでが、ご了承下さいw
閑話休題
前回まではモルタル吹付の基本から、吹付条件まで書きました。
今回は、石積にモルタル吹付を行う際の条件を書いていなかったので
書いていこうと思います。
こういった石積に、崩壊させない様にモルタル吹付をやりましょう!
って仰っている業者様がいるようですw(関東方面)
やり方はあります!
あとはそのやり方が正しいかどうかが大事だと思います。
下記図が石積の断面図です。
だいたいが土の上に石が乗っているだけなので空石積と言います。
とても古い石積の場合はモルタル目地すらありませんが、
後付けでモルタル目地を施工している場合もあります。
この様な状態で上からモルタル吹付を行ってしまうとゴミがイッパイで岩着が阻害されます。
その為下記の条件をしっかり守ってください。
1,石積の表面をしっかり高圧洗浄機で洗浄
2,目地は全て除去
3,必ず地山に水抜きパイプ等を設置し、モルタル表面まで出す。(しっかり水抜き)
4,石積の表面はラス網だけでなく、出来る限り鉄筋組も一緒に行う。
5,目地奥が抜けている場合は、しっかりモルタルを吹込む。
上記の様な条件をしっかり守れば、石積の効果も5年程度は伸びると思われます。
出来る事なら大雨等による内圧間隙水圧の上昇を抑えるために、
水抜きボーリングを4.0m以上入れて置けばなお安心です。
最近は作り直すよりもその構造物の延命が望まれています。
実際、価格的にもその方が安いです!
いかに現状の構造物をそのままに延命させるか!?
それに頭を悩ませつつ民間工事を頑張っておりますw
個人で数百万レベルの補修を行うので、しっかりした施工を行ってもらう為に、
一般の方もある程度の知識はあった方がよいと思うので知っておいて損は無いと思います。
それではまた。