皆さんこんにちは。
エンタです。
機械を法面上の上げるその2です。
前回は通常よく使用する移動式クレーンでした。
今回は索道です。
以前も似たような記事書いていましたw
索道ってなんだ?(↑のページでもOK)
って方もいると思いますが、こう言うモノです。
施工法面よりも高い位置に親ワイヤーを設置し、それを導線とし荷を運ぶ手段なんです。
上記絵を見て頂くとわかると思いますが、左下に大型のウインチが設置してあってそれが動力です。
親ワイヤーを軸としてウインチでキャリアを往復(山側に行ったり谷側に行ったり)させます。
そして、ウインチはワイヤーが2種類有ってキャリアの往復用と、フックの上下用です。
吊り荷を運ぶイメージは、
1,往復用のワイヤーでキャリアを機械の真上まで持ってきます。
2,フック用のワイヤーでフックをおろし、削孔機などの吊り用リングに掛けます。
3,フック用のワイヤーでフックを上げます。
4,往復用のワイヤーでキャリアを山の方に移動させます。
5,法面の足場上部に来たら止めて、フック用ワイヤーで機械を下に下げます。
上記の様な現場が有るとします。
この索道で大事な事は、
ワイヤーが張られている間しか機械や材料を降ろすことが出来ず、
そして親ワイヤーの真下だけにしか降ろせないんです。
親ワイヤーは簡単に左右に動かせるモノでは無いので、だいたいが施工法面のど真ん中に設置し
左右に材料や機械を横移動して施工します。
また、勾配がキツイと非常に怖いのでデキるだけ重量物を上げたくないんですw
特に下げる時はマジで怖い!
3t近いロータリーパーカッションを吊り上げて下げる時の怖さは半端ないですよ。
役所やコンサルは簡単に索道使ってって言いますけどwww
荷揚げをする際は必ず親ワイヤーの真下に持ってこないと行けないのでイロイロな制約が出てきます。
その為、こう言った索道を使用した施工では受圧板等の重量物の設置が非常に苦労します。
次回はその辺を書いていきます。
それではまた。