皆さんこんにちは。
エンタです。
東海地方は今日もよく雨が降りました。
そのお陰で現場がメッチャ遅れ気味です。。。。
春の雨は年度末に響きます!orz。。。
閑話休題
グラウトに入れるファイバー
最近よく聞かれます。グラウトに入れるファイバーってないの?
ファイバーを入れる理由なのですが、基本的にはグラウトの品質アップが目的ですね。
そして、付帯的にグラウトの逸脱を止めます。
結構この効果が馬鹿出来ないんです。
しかし、この効果は現場でしか確認が出来ません。
と言う事で実際のグラウトを見て下さい。
これはグレースマイクロファイバーを混入したグラウトで圧縮強度後の写真です。
グラウトの場合高強度ですので圧縮試験を行うとたいていバラバラになってしまいます。
しかし、ファイバー入りグラウトはこの様になり確実に効果を発揮しております。
しかもアップにすると細かい繊維がしっかりよく拡散して混入しています。
非常に効果が高いと思います。
グラウトの逸脱が非常に多い箇所、山の節理が多い箇所での使用は効果的です。
問題はグラウトのワーカビリティーの低下です。入れすぎると結構固くなります。
グラウトで使用する場合は通常のモルタル標準使用量よりも結構減らして使用しても十分です。
今回はマイクロファイバーm3あたり使用量の半分を入れました。
しっかりくっついて割るのも大変です。
断面からはファイバーのワサワサがしっかり見えています。グラウトにも十分使えます。
元々高強度のセメントミルクは粘りに欠けます。高強度なのに粘りを出させるためには良いかもしれません。
粘りが出る分ペコペコポンプでは下り方向か注入箇所が近い所が限界です。
出来れば大きめのスクイーズポンプかグラウトポンプで耐圧ホースを使用しての注入が望ましいです。
私が今までグラウトに混入してよかった製品はやはりグレースマイクロファイバーかNAF-6です。
量はだいたい手の平で一つかみ程度です。縦型ミキサーなどで200L程度練れるのであれば2つかみ程度。
それ以上でも練れますが、かなり固練りに近くなりますので最悪の場合はレオビルドで調整して下さい。
それではまた。