なぜ建設業において労働災害を隠すのか?その2

Xin chào mọi người.

エンタです

前回の続きです。

なぜ建設業において労働災害を隠すのか?その1

前回は不休災害をメインで書きました。

今回は休業災害で書いてみようと思います。

労災隠し

なぜゼネコンは事故を隠すのか?(構造的な動機)

これは単なる「悪意」というより、建設業界特有の評価制度が作り出した「隠蔽のインセンティブ」と言っていいかも知れないです。

隠す事で受け取るはずの利益がそのまま予定通りで、公開する事でトンデモナイ不利益を被るからです。

隠す事で成り立つ利益

  • 経営事項審査(経審)への影響:

    • ここが最大の理由です。労働災害が発生すると、公共工事の入札ランクに関わる「経審」の評点が減点されます。ランクダウンは受注機会の損失、つまり会社の存続に関わるため、死に物狂いで隠そうとする傾向に!?

  • 指名停止と現場ストップの恐怖:

    • 労災認定されると、行政処分(指名停止)や労働基準監督署による現場検証で工事が止まります。工期遅延のペナルティを恐れ、「治療費は会社が出すから、公にはしないでくれ」という取引が生まれます。昔はとてつもなくありました。コレで悪意がある人は元請を脅すように。。。

  • 「無災害表彰」の呪縛:

    • 表向きの無事故記録を維持することが目的化し、小さな怪我さえ報告できない空気が熟成されています。

 労災隠しの真実は?(下請けが背負う闇)

「ゼネコンが隠す」といっても、実際に手を汚す(報告を止める)のは、立場の弱い下請け業者であるケースが多々あります。

「使ったら次はないぞ」の無言の圧力:

    • 元請けから直接言われなくとも、「労災を使って元請けに迷惑(減点・書類作成の手間)をかけたら、次の仕事は回ってこない」と下請けが忖度します。これが 「自主的な労災隠し」 の正体です。休業災害を不休災害に無理矢理する事もかなりあります!

    • 以前うちがが事故を起こした時に、キズは縫っていたので1週間休ませろと言う私の指示を聞かず、ゼネコン所長の指示で現場に無理矢理出させ、キズが膿んで結局入院する事態に。実際3日もしっかり休ませればかなりよかったのですが、アレはほんと2次災害です。その後所長は知らぬ存ぜぬ(笑えないですよねー)ゼネコンの隠蔽はとてつもなく多いと私は思ってます。

    • 例えばうちはコレで干されたとしても構いませんwもうイマドキそんな時代では無いと思います。特にこう言った感情は昔の経営者(大手依存)に多いとおもいます。

「労災隠し」は犯罪:

    • 労働者死傷病報告を提出しない、または虚偽の報告をすることは犯罪(50万円以下の罰金)ですが、現場では「職人の男気」や「会社の恩」という言葉で美化され、闇に葬られます。もしくは下請の会社無いの事故として処理してくれと!?しかし、隠したところで施工業者の職人に何のメリットもありません。

    • 不休災害だろうがドンドン報告です。

労災保険料の増額:

  • 建設業などの特定事業では、過去の災害発生状況(給付額)に応じて、最大で±40%の保険料増減があります。
  • 一度大きな休業災害(または複数の災害)で保険を使うと、翌年度以降の保険料が跳ね上がり、どの保険でも同じ様にペナルティは数年間続きます。
  • この辺も含め、元請の責任では有ると思うんです。だからこそ元請はもっともっと儲かって欲しい所です。

現場へのダメージ:

  • 調査が入れば工事は一時中断。是正勧告を受ければ、その対応書類(是正報告書)の作成に追われ、本来の業務ができなくなります。
  • 休業4日以上の災害報告(死傷病報告書・様式第23号)を出すと、労基署による現場調査が入る確率が高まります。そして、膨大な書類に追われます。

Định luật Heinrich

事故を無くしてくために

どうすれば事故が無くなっていくのか?

精神論(「気をつけよう」)だけでは限界があります。

まず、ペナルティを無くすことです!実際コレしか無いように思います。

ペナルティがあるから変な同調圧力や隠蔽が出てきますし、隠す事でのメリットが生まれてしまっています。

 

休業災害を一つ出すだけで、

「会社の入札ランクが下がる」

「元請けの顔に泥を塗る」

「現場が止まって全員に迷惑がかかる」

 

この連帯責任の重圧が、現場から「正直な報告」を奪っている。

「怪我をした本人が、一番申し訳なさそうにしている」という異常な空気感を変えない限り、本当の意味での事故ゼロ(隠蔽ゼロ)は達成できないのではないかって思います。

 

実際は「がんじがらめの構造」ですよねー

休業災害と不休災害

コレを無くすために、ICTやDXによってとか言う方も一定数いますが、そこじゃない。

ケガはアナログの現場で起きているので、それをデジタルで注意喚起なんて実際は間に合わない様にも思います。
(イロイロ対策やったとて、現場がガンジガラメになるだけ)

 

ペナルティを無くし、小さな事故をドンドン報告し重大事故を撲滅する!

ソロソロ累積でヤバいなーって分かるので、ヒヤリハットから軽微な事故を報告することを良しとする風潮が欲しいところです。

なにせ今は隠蔽隠蔽ですからね~

(そんな事は無い!って思って居る人は現場を知らないだけ、もしくは隠蔽したいだけ)

 

特に今後外国人労働者が増えていく一方で意志の疎通が本当に難しく、阿吽の呼吸は無くなります。

だからこそしっかり現場での安全教育も大事ですし、小さなケガはドンドン出させる活動が大事だと思います。

皆さんはどの様に思われますか?

 

Hẹn gặp lại nhé.

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