俺の仕事では無いと手伝わない職人って!?なんでや?

Xin chào mọi người.

Đây là Enta.

現場で一度はこんな職人、見た事ありませんか?

「それ、俺の仕事じゃないんで」

「そこは○○さんの担当でしょ」

「指示された事しかやりません」

コレですよコレ。

法面屋に限らず、建設現場には確実に一定数おります。

「自分の仕事ではない」思考の職人。


現場でよく見る「俺の仕事ちゃう」ってヤツ!

我関せず

具体的に言うとこんな感じです。

 

グラウンドアンカーと吹付の現場で削孔していると、吹付してる人がいるとします。(みな同じ会社の仲間)

削孔機が機械トラブルで止まってしまい削孔の手が空いた。

削孔の職人は「俺ら吹付は専門外だし」と言って、同じ会社なのに吹付の片付けなどのを手伝わない。

 

法枠工の現場で吹付班と組立班が入っている。

法枠組立が終わった後、現場周りにゴミが散乱している。

組立班の職人は「吹付班が片付けるっしょ」と言って帰っていく的な。。。

同じ会社なのに

 

あー・・・いるいる、ってなりますよね?w

コレ別に建設業界に限った話でもなくて、製造業でも飲食業でも普通に存在する話だと思うんです。

ただ建設職人って工種が複数絡み合う現場が多いから、コレが顕著に出やすい気がするんです。

今日の仕事はコレだけって決めて来る様な人っていますよね。


なぜそういう思考になるのか?

遠くを見つめてる

コレ、以前、どこかの安全大会で聞いたんです。

心理学的に説明するといくつかの概念がドンピシャで当てはまります。

 

①役割理論(Role Theory)(下記Google調べ)

社会学・心理学の概念で、「人は自分に与えられた役割の範囲内でしか行動しない」という傾向があるという事です。

ポイントは「役割が明確であればあるほど、その外側への関与を避ける」こと。

現場で「削孔担当」「吹付担当」「足場担当」と分業が明確になればなるほど、役割の外側への関与が減っていく。

組織心理学の世界では「役割境界の硬直化」と呼ばれる現象らしいです。

 

②傍観者効果(Bystander Effect)

1964年のニューヨークで起きたキティ・ジェノヴィーズ事件をきっかけに研究された心理現象です
(心理学者ジョン・ダーリーとビブ・ラタネの研究、1968年)。

簡単に言うと「周りに人が多いほど、誰かが助けるだろうと思って自分は動かない」という心理。

現場に職人が5人いる。その目の前で誰かが困っている。でも誰も動かない。

「誰かやるっしょ」と言う心理。

現場規模が大きくなればなるほど、傍観者効果は強く出るそうです!!!

 

③心理的安全性の欠如

これは組織心理学者のエイミー・エドモンドソン(ハーバード大学)が提唱。

「越権行為だと思われたくない」「余計なことして怒られたくない」という心理が働いて、自分の担当外には手を出さなくなる。

特にその現場において「新参の職人や、過去に余計な事をして怒られた経験がある人間」に強く出る傾向があります。

コレを現場で言うと、「あ、お前そこ触んなくていいから」を一度でも言われた人間は、次からは絶対に動かなくなるという話。

気持ちは分かりますよね・・・・

文句言われたくないし。

 

経験則での裏付け

「越権で怒られた経験のある職人」と「何でもやって褒められた経験のある職人」では、数年後の仕事の幅が全然違います。

前者はどんどん担当範囲が狭くなり、後者はどんどん頼られる存在になっていく。

前に出てくる職人は結果好かれる。


じゃぁ現場としてどう対処するのか?

作業指示

コレを「手伝わないあいつが悪い」で終わらせても何も変わらないので、対処法の話もしてみます。

まず大前提として、「自分の仕事ではない」思考の職人を、個人の性格の問題として片付けるのは間違いで、

心理学的な背景を見れば分かる通り、これは構造的な問題ってわかりますよね。

現場監督や職長として出来ることは主に2つ。

①「越境行動」を評価する(やって欲しいと最初から言っておく)

「担当外の事を自主的にやった」行動を、ちゃんと見て声に出して褒めるとか。

「手伝ってくれてすごく、助かった」とか。

この一言で、その人間の次の行動は確実に変わります。

傍観者効果も心理的安全性の欠如も、「見ている人間がいる」と認識させるだけで大幅に緩和されるそうです。

 

②作業範囲の「グレーゾーン」を設計する

「削孔担当は削孔のみ」ではなく、「削孔終わったら現場周りの整理をお願いします」という形で、担当外の業務を最初から役割に含める。

これは入職時・作業開始前の段取りの段階でやるべき事。

後から言っても「聞いてない」になりますから。


工事は1つの現場に複数の工種が絡み合います。

削孔、グラウト、頭部処理、法枠、吹付、足場・・・全部連動してる。

一工種の「俺の仕事ちゃう」思考が、現場全体の段取りを狂わせるんですよね。

そりゃ人多いから良いって言う訳ではありませんけど、やり切れていない雑用を他者がやる事で早く帰れるw

そしてその煽りを受けるのは、いつも「何でもやる職人」と現場監督です。

心理学的な背景を理解した上で、「何でもやれる職人を育てる現場環境」を考えるのが監督や職長の仕事だと私は思っています。

だからドンドンやらせて、全部の工種やるような職人にして良くと全体が上がって行きますよ。

 

Hẹn gặp lại nhé.

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