施工の機械選定に当たって資料が古すぎるため今の現場に合わない場合が多々ある

皆さんこんにちは。

エンタです。

こう言うの見た事あると思います。

よく設計計算書にくっ付いていたりしますよね。

 

そしてコレをみて設計者が設計をすると思うんです。

が、実際機械が現場に合わないって事かなりありませんか?

 

そもそも、ココに書かれてるデュアルモードドリルってなんですか!?って感じですよねw

コレをネットで調べると画像が無いんです。

文言は出てきたので、コピペ


種類 特徴、適用地盤 作業範囲 削孔径(㎜)
レッグドリル 本工法は、仮設の場合のみに用いる。

人力によって削孔するため、削孔長は3m程度まで可能である。土質は風化岩程度まで削孔可能である。なお、孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、通常の補強材に替えて自穿孔式の補強材が使用できる。

高さ1m、水平から下向

45°程度まで

42~46

42~52※2

クローラドリル クローラ駆動の自走式で、空圧・油圧による削孔機である。機械重量が重いため通常土足場で使用される。通常の機種では削孔長は4m程度までであるが、機種により高性能のドリフタや長いガイドセルを使用することで7m程度の長尺削孔が可能である。土質は硬岩程度まで削孔可能である。なお、仮設目的として孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、通常の補強材に替えて自穿孔式の補強材が使用できる。 機種により高さ5mまで

水平打設可能。

打設角は水平~鉛直

65

42~52※2

定置式ドリル 駆動装置を有しない空圧・油圧による削孔機である。軽量であるため、単管足場上で施工可能である。通常の機種では削孔長は4m程度までであるが、機種により高性能のドリフタや長いガイドセルを使用することで7m程度の長尺削孔が可能である。土質は硬岩程度まで削孔可能である。なお、仮設目的として孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、通常の補強材に替えて自穿孔式の補強材が使用できる。 機種により水平打設で高さ

1m程度の施工可能。打設角は水平~鉛直

65

42~52※2

クレーン式ドリル 削孔機をクレーンに吊り下げ,または直接取り付けて施工する。のり面上の足場が不用で、クレーンの吊り上げ能力に依存するが、通常高さ30m程度まで施工可能である。削孔長は5m程度までであるが、機種により高性能のドリフタや長いガイドセルを使用することで7m程度の長尺削孔が可能である。土質は硬岩程度まで削孔可能である。なお、仮設目的として孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、通常の補強材に替えて自穿孔式の補強材が使用できる。 クレーンにより異なるが高さ20~30m。打設角10°~60°下向きの施工が可能 65

42~52※2

デュアルモードドリル エアグラウトドリル工法(エア併用セメントミルク削孔)の油圧稼働専用機で削孔長は10mまで対応可能である。クローラ、スキッドの両タイプの施工ができ、スキッド仕様では最小1.5mの作業幅で施工が可能である。クローラ仕様は旋回可能で、のり面両端部の施工が可能である。土質は硬岩程度まで削孔可能である。なお孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、エア併用セメントミルク削孔として、孔壁の自立が確保できる地山では通常のエア削孔としての利用が可能である。 打設角によるが3.5m前後の打設高さ。スキッド仕様ではクレーンにより異なるが高さ20m程度。打設角は水平~鉛直。旋回可能でのり面の両端部を施工可能 65
オートボルトセッター バックホウを改良した自走式ベースマシンに自動打設装置を装着し、削孔、注入、補強材の挿入までの動作を機械化施工できる。打設角度を一度設定すれば、高さ方向の連続打設が可能である。削孔長は5m程度まで可能であり、作業幅としては最低の6mの確保が必要である。土質は硬岩程度まで削孔可能である。なお仮設目的として孔壁崩壊性地山※1に用いる場合は、通常の補強材に替えて自穿孔式の補強材が使用できる。 打設角による11m前後の打設高さ。打設角は

水平~1:1.5。

65

42~52※2

ロータリーパーカッションボーリングマシン 定置式 主に7m以上の長尺削孔や永久の孔壁崩壊性地山※1の削孔に使用する。油圧ロータリーパーカッションにより全ての地盤で急速削孔が可能である。削孔機部とパワーユニット部が分離し足場の狭い箇所でも施工可能である。長尺削孔が可能で削孔高さや削孔角度が調整可能である。全ての地盤に適する。 打設角により0~1.5m前後の打設高さ。打設角は水平~鉛直まで。削孔機正面のみ削孔可能 90
クローラ式 主に7m以上の長尺削孔や永久の孔壁崩壊性地山※1の削孔に使用する。油圧ロータリーパーカッションにより全ての地盤で急速削孔が可能で、クローラより迅速な稼働・削孔位置決めができる。重量大のため土足場または仮設構台上の施工となる。長尺削孔が可能で、全ての地盤に適する。 打設角によるが高さ0~2.5m前後程度まで。角度水平から鉛直の削孔範囲。機械前面および機械側面の施工可能。 90
ロータリー式ボーリングマシン 主に7m以上の長尺削孔や永久の孔壁崩壊性地山※1の削孔に使用する。小口径から大口径まで各種あり、横方向削孔用のロングフィールドタイプもある。一般に定着式であり、単管足場上で使用する事が多い。ほとんどの地盤に適用できるが、玉石軟岩・硬岩にはやや不適である。 打設角により0~0.5m前後の打設高さ。打設角はスピンドリルタイプで360°ロングフィールドタイプで水平

(機械本体に調整機構無)

90

※1 孔壁崩壊性地山:崩壊性、レキ混じり土等の孔壁の自立が確保し難い地山を指し、削孔後に孔壁が崩壊するなどして、その後の補強材の挿入が困難となる。

※2        :自穿孔式の補強材を用いる場合

「切土補強土工法設計・施工要領  東・中・西日本高速道路㈱ P70~71」


ここのオートボルトセッターという機械は出てきます!

私は今まで見た事無いので、恐らく無くなったんだとは思いますが。。。。

 

この削孔においての機械選定の概念というか、考え方ってもう施工業者しか分からないですよね。

昔は大手に聞いたりしてある程度その大手に忖度された機械が選定されていました。(まぁ今も特殊工事は)

 

今は市場単価になってあまりその辺を考慮しなくなったのか分かりませんが、ホントに現場に合わない機械がw

その代表格が、ロータリー式ボーリングマシンです。

コレですねw

 

コレでφ90の削孔径で水抜き60m削孔とか・・・・・

φ135で直掘りで80mで伸縮計入れろとかw

無理です。

1本に何ヶ月掛けてやるつもりなんだろ??

って思うんですよねw

そりゃデキナイ事は無いですが、ロータリー式ボーリングマシンで60m1本施工するのに恐らくですが、

条件良くて最低1週間~/1本だと思います。

そしてあくまでも2重管削孔なのでケーシング入れる必要があるのでどーでしょうか?

もっと時間かかるります。

我々が使用するロータリーパーカッションドリルだと60mだと1.5日前後です。(山の条件良くて)

ハンマーが付いているのでガンガン叩きまくって削孔出来るからそりゃ早いですよ。

 

そのくらい機械選定がおかしいところあるんです。

今度機械選定のフローでも作って見ようかと思っています。

じゃないと我々も設計変更するの面倒ですからねw

最初から適切な機械が選定されていれば労力も減りますよねー

 

それではまた。

  • B!

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