皆さんこんにちは。
エンタです。
花粉でやられていますw
閑話休題
試験練りしてますか?
かれこれ30年以上今の形が確立されているにも関わらず試験練って何の意味があるんだろ?
って思ってしまうわけです。
まぁ各地域によって砂(細骨材)の種類や形状が違うので強度に影響する!
って事は分かっていますけどw
吹付モルタルの場合1:4モルタルを練るわけですが、経験的にほぼ99%に近い確率で強度出ますよね?
って書くと、イヤイヤ出なかった事あるある!って言われる方もいると思います。
私も強度出なかった事が有りますw
その時の何故出なかった?って事を考えてみました。
1,水の量
2,配合間違い
3,練り混ぜ時間
4,コアの抜き方
5,砂の種類
6,気温
7,供試体の作り方
8,供試体の平面の精度が悪い
ざっと原因はこんな感じでしょうか。
1,水の量はまぁ間違う可能性は多少なりありますよね。
職人が勝手に吹きやすい量に変えてしまっている事もありますから。(試験練り時は注意)
しかし、ここで多少W/C(水セメント比)が変わったとしても強度は出ます。
2,配合間違いは無いですwほぼ無いに等しいと思います。
ココ間違える人は致命的なので基礎から勉強して下さい。
3,練り混ぜ時間は特に気にせずでOKです。
ココが短いから強度が出ないも考えにくいですね。
たしかにかなり短かったら撹拌が上手く行かずにバラツキがでる事もあります。
しかし、試験練りですからそこは考えにくい。
4,コアの抜き方は非常に大事です!
実はココが一番大事なんじゃ無いかと思っています。
結構やるミスが強度が無いのにコアを抜く行為です。
例えば、普通セメントで1週強度を取るのに、2日目くらいでコアを抜くとボソボソの断面(表面)になります。
明らかに強度発現が無い状態です。
これは供試体としてアウトです。
φ50×100㎜のφ50が確保出来ず細くなる事で強度が低下します。
普通セメントの場合だと前日か当日にコア抜きをする事をオススメします。(硬いけど)
この位↑↑表面がツルツルだと安心です。
5,砂の種類ですが、これも強度が出にくい砂ってあります。
法面屋は絶対に知っています。(地元業者は)
どこの砂は強度出ないってw
特に洗いが間に合わない砂で泥が多い砂は強度が出にくい方向に向きます。
そして粒度が一定の方がイイですね。細かくも無く、粗くも無く。(ブレンドしてくれる業者もあります)
6,気温は大事です。
特に寒中コンクリートであれば特に気を付けて欲しいです。
この時に間違っても防凍材は入れては行けません。
防凍剤は水和反応を阻害しますので余計に硬化を遅くします。
防凍剤は嘘が多いので気をつけて下さい。
(私が知っている限り2種類の防凍剤は嘘?認識の違い?でした。
公的試験場にて実験済ですが、公表は出来ないので個人的に見せますw)
数種類の実験したい所なんですけどね。(エンタのオフ会では全て公開した事実ですw)
7,供試体の作り方は吹付しているので特に問題は無いと思います。
が、まれにロスばっかり噛んでロスとモルタルのミルフィールになっている時があるので気をつけて下さい。
作成後は現場と同じ条件にする為にその場に放置でw
8,供試体を圧縮強度試験する時に平面研磨していますか?
コレって非常に大事で平面で無ければ偏荷重が掛かって強度が出にくいです!
必ずコアの場合は両面研磨をオススメします。
ざっとこんな感じです。
もっと他にもあるとは思います。
外的要因で強度試験場のキャッピングだとかも影響する可能性があります。
どこに落ち度があるかはやった方がよく分かっていると思います。
どうせやるなら完璧に試験練りしたいですねw
それではまた。