皆さんこんにちは。
エンタです。
今週から、施工の神様というサイトと記事を共有する事になりました。
そんな記事が月に数記事上がります。
先方様は大手のサイトで、大手ゼネコンの方の閲覧も多いそうで、
もっとのり面工の事を知ってもらえるチャンスです。
出来る限り分かりやすくのり面工を解説出来る様に頑張ります!w
閑話休題
自穿孔ロックボルトの検尺
通常の鉄筋挿入工ではφ65を吊り式削孔機や削岩による手堀、クローラー式削孔機、スキッド式削孔機
などで削孔しますよね。
俗に言う他穿孔削孔方式。
その場合の出来形測定は、検尺棒を削孔穴に挿入して出来形を測定します。
こんな感じですね。
検尺棒(ただの棒を使用する場合)を役所立会で確認して使用して下さい。
コンベックス(スケール)を使用する場合は立会は必要無いと思います。(削孔長が短い場合)
まぁこれが通常の鉄筋挿入工の出来形測定ですね。
では自穿孔ボルトの場合はどうでしょうか?
自穿孔の場合、ロッド自身で削孔していき所定長まで削孔したらロッドを切り離します。
自穿孔ロックボルトは地山の自立(孔壁の自立)が難しい箇所での使用となり、
当然ながらロッドも抜く事も有りませんので検尺出来ません!
注入は、ロッド本体のセンターに穴が空いている(13㎜)のでそこから行います。
で、どうやって検尺するかというと、このセンターの穴(注入用穴)を利用する訳です。
検尺棒として利用するのはワイヤーです。
2㎜~3㎜程度のワイヤーを所定の長さに切ります。
自穿孔の場合ビット部分までは入りませんのでその分を考慮する必要があります。
例えば、検尺棒が入らない部分を20㎜とします。(※自分で確認して下さい)
綱棒長は3000㎜+余長は100㎜=3100㎜
削孔長は3100㎜-余長100㎜+20㎜=3020㎜
全綱棒長は3000㎜+20㎜+100㎜=3120㎜(ビット含む)
ワイヤー長は200㎜(丁度だと中に入って取れなくなる)
検尺棒の立会はワイヤー長を立会えば良いわけで、
この場合3000㎜+20㎜+100㎜=3120㎜+200㎜=3220㎜
この長さを立会して常時の出来形測定に使用します。
実はこのアイディアは先日、ある管理者の方に聞いた事なんです。
私も「ああ!そんな手があったか!!」って言うくらい良いと思ったんですよね。
もしかしたらすでにやっている方もいると思われますが、私はやっていませんでした。
自穿孔は削孔長取れないので、最初にロッド長の写真撮って終わりで済ませていました。
工夫が足りませんでしたね。頭が下がります。
この話を聞いて、この話をブログに書いても良いですか?と確認は取ってますのでご紹介です。
本当にありがとうございます。凄く勉強になります!!
やっぱりやり手管理者と話すと楽しいですね。
あの手この手の工夫が半端ないですね。
それではまた。