皆さんこんにちは。
エンタです。
ロックボルト工で打設角度が法面直角の場合があります。
法枠の角度がほぼ直角、もしくはオーバーハングの場合がありますよね。
こんな感じの場合ですねw
法面屋とアンカー屋が違う場合、法面屋は箱抜きを法面直角に設置します。
(※箱抜きとは:ボイドや塩ビ管であらかじめ削孔位置に孔を抜いておくこと。)
どこの現場でもそうですが、法面屋はアンカー屋の事は考えて施工しません。
分かっている方は少ないですし、そこまで気を回してくれる方も少ないです。
監督がしっかり全てを把握していれば問題は有りませんが、
監督も忙しいので全ては大変です。
そうなると、ロックボルトは水平打ちでグラウトが入らないことになります。
(入らない訳では無いですが、上部に空隙が出来るため施工に、品質に問題ができます。)
この様な場合は、法面屋が監督に指示を仰ぐか、気を利かせて角度を振れば解決します。
で、その角度ですが、最低でも±5度以上とされています。
と言う事で最低角度はマイナス5度になる訳です。
ただし、法枠の交点からボイドを入れマイナス5度を取った際に、
ボイドが下鉄筋に当たる際は、下鉄筋に密着させるような形でマイナス5度以上に
角度を振れば問題ありません。
公益社団法人 地盤工学会 地山補強土工法 設計施工マニュアル P84
しかし、ココで、問題が起きます。根入れの問題です。
不動土塊への根入れです。
それではまた。